北海道函館市の西部地区——歴史的な建造物が多く残るエリアに、この夏、一棟貸しの宿泊施設「Portside Inn Hakodate(ポートサイドイン ハコダテ)」が誕生する。
函館駅からは車で7分、函館空港からは車やバスで20分の立地。北海道観光の拠点にできる魅力的な施設だ。
1日1組限定の宿泊施設「Portside Inn Hakodate」
「Portside Inn Hakodate」は、リビング・ダイニング・キッチン・バスルーム・ベッドルームからなる一棟貸し宿泊施設。
この建物は1885年に建てられた函館市の景観形成指定建築物で、廻漕業者だった旧遠藤吉平商店が建てたものだ。
和洋折衷の外観が特徴で、れんが壁に漆喰を塗った石造り風の壁や、アーチ窓、瓦屋根が当時の姿のまま残されている。
以前は商店やカフェとして利用されていたこの建物は、数年前にカフェが閉店して以来空き物件となっていた。地域住民からは親しまれている建物だったが、老朽化の問題もある。
そこでStaple社の子会社となるStaple函館社が、この建物の活用方法を検討。約9ヶ月もの期間を経て内装をリノベーションし、一棟貸しの宿泊施設「Portside Inn Hakodate」として今年1月にソフトオープンした。
家具や備品は、アンティークや北海道作家の作品を中心にセレクトしている。
この春からは外壁の工事を開始。グランドオープンは初夏を予定している。
函館のメイン観光地が徒歩圏内に
「Portside Inn Hakodate」は、函館観光のメインエリアである赤レンガ倉庫群や八幡坂、日本三大夜景で知られる函館山ロープウェイから徒歩圏内にある。
立地自体は、閑静な住宅地の中。観光地へのアクセスの良さと静けさを併せ持つ点も魅力だ。
人数により変動するが、正規の宿泊料金は1泊7万円〜。宿泊だけでなく、ディナーイベントの会場などとしても利用可能だそう。
今年の夏以降、北海道旅行を予定している人は宿泊先として検討してみてはいかがだろうか。
Portside Inn Hakodate
所在地:北海道函館市大町9-14
(IKKI)