神村学園高等部出身のU22日本代表FW福田師王は今年1月、ブンデスリーガ(ドイツ1部)ボルシアMGのトップチームへ昇格。チームメイトであるDF板倉滉との関係や、日本とドイツサッカーの違いについて語っている。
高校からJリーグを経由せず、即海外挑戦で注目を浴びた福田。加入当初はセカンドチームに帯同していたが、今季ドイツ4部リーグ14試合の出場で5ゴールと結果を残すと、シーズン途中でトップチームへ昇格。今年1月27日のブンデスリーガ第19節バイエル・レバークーゼン戦でデビューを飾ると、その後もリーグ戦2試合でピッチに立っている。
ボルシアMG公式サイトでは、成長著しい福田のインタビュー内容が28日に掲載。これによると、同選手はドイツでのプレーについて「ドイツと日本では、フィジカルやスピードが全く違いますし、最初はドイツのプレースタイルに慣れるのが簡単ではなかったですね。ただ時間が経つにつれて、より高いレベルでのヨーロッパサッカーのスタイルに適応することができました。今ではどんなパスを受けても、どんな状況でもゴールを決めることができます」とコメント。
板倉との関係性を訊かれると、「同じ日本人として、板倉さんはピッチ内外で僕のことをかなりサポートしてくれます。僕自身、トップチームに昇格できてとても嬉しいですし、かなり自信になっています。練習でも試合でも常にベストを尽くすよう努めています」と、同胞の先輩に感謝している。
「ジェラルド・セオアネ監督からは守備の局面でプレスを積極的にしてほしいと言われています。攻撃面では、相手ディフェンダーの背後のスペースを狙う必要がありますね」と、ピッチでの役割にも言及した福田。今年夏にはパリ五輪が控えているだけに、今後の活躍が期待される。