柏レイソル下部組織出身の元日本代表DF中谷進之介は、2023シーズン終了後に名古屋グランパスからガンバ大阪へ完全移籍。明治安田J1リーグ開幕節・町田ゼルビア戦でフル出場の同選手が、G大阪OBである加地亮氏との対談で、G大阪と名古屋の違いやMF倉田秋に対する印象を語った。
中谷は柏時代に日本代表DF中山雄太(現ハダースフィールド・タウンFC)やGK中村航輔(現ポルティモネンセ)らとともにプレーし、2016年にはJリーグ優秀選手賞を受賞。2018年6月に柏から名古屋へ完全移籍した後も、直近4シーズンにわたりリーグ戦30試合以上でプレーするなど主力選手として活躍。2023シーズン終了後にポーランド移籍の可能性が報じられたが、昨年12月にG大阪へ完全移籍により加入している。
町田戦でフル出場と、新天地でも主力センターバックとして期待を集めている中谷。G大阪公式YouTubeチャンネルで今月27日に公開された「CAZI散歩 第百九十三話」では、加地氏が同選手に様々な質問をぶつけている。
その中で、中谷は名古屋在籍時のG大阪の印象を訊かれると、「試合中とにかく静かだなという印象がめっちゃありました。こんなに喋らないんだと。そしてちょっとお互いに言い合うみたいな。まあ勝てていないチームだなという印象がありました」と、J1残留争いを強いられた2023シーズンのG大阪に言及。
つづけて「(倉田)秋くんはもっと喋らない人かと思ったら、意外と喋りますね。喋るし優しい。(名古屋時代に見ていた時と比べて)一番ギャップがあったかもしれないですね」と語ると、加地氏は「若い時はちょっとツンツンしていたかも。今ある程度年齢重ねて上の方なってきたから、丸くなってきているかもしれないけど。昔は喋るイメージなかったね」と、倉田の変化に言及している。
2023シーズンのG大阪は16位に終わり、チーム全体の失点数はJ1最多タイの「61」。一方6位の名古屋は「36」と、1試合平均の失点数が「1」程度だった。それだけに中谷は「(失点数の多さを)改善なんとかしたいなと思います。(今季の目標として)1試合平均1失点以下にはしたいですよね。去年のガンバの成績を踏まえると、40失点以下だったらブラボーですよ。名古屋の場合、平均1失点以下は当たり前という感じでここ3,4年くらいやっていたので」と、守備面の改善を誓った。