2023シーズンまでモンテディオ山形でプレーしていたポルトガル人MFチアゴ・アウベスが、ブラジル2部ボタフォゴFCをわずか2か月で退団。ブラジルメディア『O GOL』は今月27日、明治安田J1リーグ所属クラブ移籍の可能性を伝えている。
現在27歳のチアゴは、ポルトガルやポーランド国内の複数クラブでプレーした後、2022年1月にGKSピアスト・グリヴィツェと契約解除して山形へフリー移籍。来日1年目の2022シーズンはJ2リーグで2桁ゴールをマークするなど、スーパーサブとして活躍。2023シーズンは負傷離脱期間もあったが、リーグ戦30試合の出場で13ゴールをマーク。それでも山形との契約更新が実現せず、昨年12月15日にボタフォゴ移籍が正式決定していた。
ボタフォゴで2024シーズン開幕を迎えたチアゴだが、サンパウロ州選手権ではここまで10試合中4試合のスタメン出場でノーゴールと結果を残せず。同クラブは27日に同選手の退団を公式発表している。
また『O GOL』はチアゴの去就について「彼はJ1クラブからのオファーを受け入れた」とリポート。選手本人はインスタグラムで「ボタフォゴで一緒に仕事をした人たちに感謝している。このユニフォームを着るチャンスを与えてくれたことを有難く思っている。ボタフォゴの今後の成功を祈っているよ」と感謝のメッセージを綴っている。
なおチアゴは山形退団直前の昨年11月、ポルトガルメディア『フラッシュスコア』のインタビューで「自分のキャリアの中で最高の結果を残しているし、それが2部リーグであろうと関係ない。僕は人間的に大きく成長したし、サッカーのレベルでもより完成に近づいたと感じている。まだまだ改善すべき点はたくさんあるけど、ピッチ上では以前よりも賢い選手になった。日本、モンテディオでのプレーは、僕の人生においてとても重要なステージであり、将来自分自身を助けるものになるだろう」と、山形でのプレーに対する満足感を強調。
ただ一方で「自分の家族や友人と離れて日々を過ごしていることで落ち込むことも多いし、もっと近くにいたいとも思う」と異国でプレーすることの難しさについても語っていた。