かつてFC東京に在籍していた元日本代表DF室屋成は、現在ドイツ2部ハノーファーでプレー。昨年に町田ゼルビア移籍の可能性が取り沙汰された同選手について、ドイツ紙『ビルト』が「我々にサプライズをもたらした」と伝えている。
室屋は2020年8月にFC東京からハノーファーへ完全移籍。海外挑戦1年目から右サイドでレギュラーに定着すると、2022年12月にハノーファーと2025年6月まで契約延長。今季はコンディション不良により開幕から出遅れると、DFヤニク・デームに右ウイングバックのレギュラーを明け渡していたが、昨年12月以降はリーグ戦7試合連続スタメン出場と出番を増やしている。
そんな室屋は、今月9日に行われたドイツ2部リーグ第21節ハンブルガーSV戦でハムストリングを負傷も、今月27日に個別トレーニングを再開。ボールを使った練習を行わなかったとはいえ、『ビルト』は「負傷の深刻度を踏まえると、室屋は今季終了の可能性さえあっただけに“驚き”だ。彼は3月の代表ウィーク期間中に全体練習へ復帰する可能性がある」と報じた。
また室屋本人は今年1月末、ハノーファーの地元紙『ノイエ・プレス・ハノーファー』のインタビューに応じた際、自身の去就に言及。一部で町田からのオファーが報じられていたものの「ハノーファーでプレーすることを本当に気に入っています。街やスタジアムの雰囲気が好きなんです。街やスタジアムの雰囲気が好きなんです。プロサッカー選手が移籍することは普通ですけど、僕はハノーファーで快適に過ごしていますし、ハノーファーとは特別な関係が築かれています」
「東京はキツイですね。ストレスが多く、周りの人たちがいつも忙しそうにしています。ハノーファーは東京と違ってリラックスできますし、家族にとってより平和で静かな時間を過ごすことができます。妻も子供もハノーファーでの生活を気に入っています」と、来季以降もハノーファーでプレーする可能性を示唆している。