Google出身エンジニア・オペレーターで構成されたCartken

Cartken 公式サイトより引用

今回、ロボットの設計を担当したCartkenは、2019年にGoogle出身のエンジニアやオペレーターを含む専門家によって設立された企業。低コストかつ柔軟な自律ロボットソリューションを提供することで、企業の短距離輸送の問題を解決することを目指している。

同社のロボットは近距離の食品・食料品の配送、大学キャンパス内の食事の配送などに使用されている。

三菱電機 ニュースリリースより引用

2022年1月には、三菱電機とイオンモールと協力し、愛知県常滑(とこなめ)市の「イオンモール常滑」でロボット搬送の実証実験を開始(2023年4月に終了)。新型コロナウイルスの流行のさなか、アプリで注文されたスターバックスの商品をロボットが目的の場所までデリバリーする“非接触型配送サービス”を行った。

2022年6月には、米国フードデリバリーのGrubhubと提携し、オハイオ州立大学のキャンパスへのロボット配送を実施。Grubhubアプリで注文された食品をロボットが届け、ユーザーはアプリを使ってロボットの蓋を開け、商品を受け取るといったサービスを、車での移動が難しいキャンパス内で実現。

こうした活動を経て、今回Uber Eats、三菱電機と再びタッグを組んだCartken。今後も同社はフードデリバリーのさらなる発展に貢献する方針だ。

参考元:
Cartken 公式サイト
三菱電機 ニュースリリース

(文・Haruka Isobe)