Connec.t、並びに日本中の地域素材を活用した社会課題解決型サステナブルジンを開発するプロジェクトチーム「NO NAME DISTILLERY(ノーネーム ディスティラリー)」は、様々な産業・地域課題解決の実証実験を行う広島県庁の事業「ひろしまサンドボックス」プロジェクトの一環である「RING HIROSHIMA(リング ヒロシマ)」で採択され、社会課題解決型クラフトジン「YORI」の新商品として「OSAKIKAMIJIMA」を、新発売した。
地域のフードロスに繋がる素材を利活用したサステナブルジンを試して欲しい。
サステナブルなクラフトジン
「YORI」は、規格外品などの地域のフードロスに繋がる素材を利活用して作られるサステナブルなクラフトジンだ。
今回は広島県豊田郡、瀬戸内海に浮かぶ大崎上島に焦点を当て、2023年10月の雹被害で規格外品となってしまった「ポンカン」と、島で育てられたオリーブからオイルを生成する際に残る「オリーブの搾りかす」をメインのボタニカルとして選定した。廃棄されるはずだった農作物を新しい商品に生まれ変わらせ、地域経済の循環にも貢献していく。
「RING HIROSHIMA」で採択
広島県は、官民が連携した実証プロジェクト(サキガケ・実装支援事業)の実施や、コミュニティ会員向けサポートメニューの提供、人材育成プラットフォームの提供などを通じて、多くのチャレンジの創出を「ひろしまサンドボックス」として支援している。
その一環である「RING HIROSHIMA」プロジェクトでは、令和3・4年度で40件の実証プロジェクトを支援し、多くのプロジェクトが実装に向けて動き始めている。同社代表の小口氏は「RING HIROSHIMA 3rd Bout」で採択され「OSAKIKAMIJIMA」の開発に至った。
ボタニカルとして活用した農作物の選定パートナーとしては、今回の「RING HIROSHIMA」のチャレンジャー同士である、大崎上島町にて柑橘農家も営むIT企業、アンドピリオドと連携して仕入れを行っている。
「RING HIROSHIMA」から得た広島県の人々との繋がりや、多くの人の応援によって「OSAKIKAMIJIMA」は誕生した。
雹被害のポンカンを活用し、強い柑橘の香りの後に大自然の“青さ”を感じる新フレーバーの同商品をチェックしてみてはどうだろう。
OSAKIKAMIJIMA
品目:スピリッツ
原材料:オリーブかす、ポンカン(ピール・葉)、レモンピール、アボカド、コリアンダー、ローズマリー、カルダモン、ジュニパーベリー
販売価格:5,900円(税込)/500ml、1,500円(税込)/100ml※いずれも送料別
アルコール分:42%
(角谷良平)