アビスパ福岡は今月24日開催の明治安田J1リーグ開幕節で、北海道コンサドーレ札幌相手に0-0と引き分け。FW山岸祐也やFWルキアンが退団したこともあり、イラン代表FWシャハブ・ザヘディ(ペルセポリス)を獲得に向かっている模様。イランのタスニム通信が26日に報じている。
現在28歳のザヘディは、身長187cmで両利きのストライカー。2014年にペルセポリスのトップチームに昇格してから移籍を繰り返す中、2017年にはタスニム通信によって浦和レッズ加入の可能性が報じられたほか、韓国1部水原三星やウクライナ1部ゾリャなどにも在籍していた。
そして昨年7月にゾリャからペルセポリスへ復帰すると、2023/24シーズンはイラン1部リーグ16試合の出場で6ゴール1アシスト。AFCチャンピオンズリーグ(ACL)グループステージでも全6試合の出場で1ゴール1アシストをマーク。FWクリスティアーノ・ロナウド所属アル・ナスルや、元柏レイソル所属選手のFWマイケル・オルンガ擁するアル・ドゥハイルと対戦した。
そんなザヘディの去就を巡っては、今月中旬にマレーシア1部ジョホール・ダルル・タクジムFCへの移籍が噂されていた。イラン人記者が15日に「ゾリャのもとに、Jリーグクラブからザヘディの獲得オファーが届いている」と伝えると、26日になって「ザヘディはペルセポリスとの契約を終了した。Jリーグ移籍に向かっている」とリポート。
タスニム通信は「ザヘディはアビスパ福岡へ加入する予定だ。彼は昨年7月にペルセポリスへ加入したが、期待には応えられなかった」とした上で、同クラブが後釜としてFWイッサ・アレカサールの獲得を完了したこともあわせて伝えている。
昨年6月16日のCAFAネーションズカップ・キルギス戦でイラン代表デビューを飾ったものの、今年1月のAFCアジアカップでは代表メンバー落選のザヘディ。Jリーグ史上初のイラン人選手として福岡にやって来るのか注目が集まる。