セレッソ大阪移籍が確実とみられるブラジル人MFヴィトール・ブエノは、今月11日にブラジル1部アトレチコ・パラナエンセ退団が正式決定。選手本人がJリーグ挑戦決断の理由を語っている。
現在29歳のブエノは、身長185cmで右利きの攻撃的MF。ウクライナ1部ディナモ・キエフやブラジル国内の複数クラブを渡り歩き、2022年2月にブラジル1部サンパウロからアトレチコへ移籍。加入1年目こそリーグ戦13試合のスタメン出場で4ゴール1アシストと出番が限られていたが、2023シーズンは主力選手として活躍。主に前線1トップのシャドウや右ウイングで起用される中、リーグ戦25試合のスタメン出場で5ゴール5アシストをマークと結果を残した。
昨年12月にC大阪からの関心が報じられると、今月11日までに同クラブ移籍で合意に達したブエノ。ブラジルメディア『グローボ』は「ブエノとC大阪が3年契約を結んだ」と伝えたほか、移籍金は350万ドル(約5億円)と報じている。
そんなブエノは同メディアのインタビューに対応。日本行きを決断した背景について、以下のようなコメントを残している。
「またとないチャンスだし、逃すわけにはいかない。来年で30歳になるしね。僕はアトレチコにとても満足しているし、適応できていたから、簡単な決断ではなかった。ただずっと日本でプレーしたかったし、日本のことを知りたかったからね。この国についてはいい噂しか聞かない。僕の妻が3歳から8歳まで住んでいたんだ。もちろん僕にとってもアトレチコにとってもいいオファーだね」
また『グローボ』は「Jリーグクラブのオファーを受け入れる選択肢があるとブエノが説明している間、妻は感情を抑えることができなかった。妻は日系人であり、幼少期に日本で生活していた。夫とともに、将来日本に住むことも計画していた」と、妻の生い立ちを説明している。