第102回全国高校サッカー選手権大会の準々決勝が、今月4日に開催。名古屋高校(愛知県代表)が市立船橋高校(千葉県代表)に1-2で敗れたが、名古屋高校卒業生が大学進学先の書かれたボードを掲出。この行為を巡り、ネット上で賛否含めて様々な意見が飛び交っている。
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中高一貫教育を提供する名古屋高校は、愛知県内有数の進学校として知られており、2023年度の大学入試では東京大学に2名、京都大学に5名、地元の名古屋大学に19名を輩出。慶應義塾大学に18名、早稲田大学に25名と、進学校としての実績を残している。
強豪校とは異なり、スポーツ推薦でのサッカー部入部者が少ないという同校は、1回戦で日章学園高校(宮崎)をPK戦の末に下すと、2回戦では北海高校(北海道)相手に3-0で勝利。そして3回戦で岡山学芸館高校(岡山県)をPK戦の末に下し、ベスト8へ進出。初出場ながらも快進撃を見せていたが、全国屈指の強豪である市立船橋相手には僅差で敗れた。
そんな市立船橋との一戦では、応援に駆け付けたサッカー部OBが前半終了後に「2022年卒 元MF 京都大学」などと書かれたボードを掲出。中継カメラがOBの様子を捉えると、この時の映像がX(旧ツイッター)で拡散。
「文武両道凄いと思う」「運動部で高学歴ならば、この先の人生も安泰だね」「10月まで部活していて、旧帝とか凄いなと思う」「学習の精神は尊敬に値する」といったコメントがある一方で、「応援に学歴アピールいらない」「性格悪い」などと否定的な声も。過度な批判や誹謗中傷とも解釈できるメッセージもある中、「サッカーしかせずに、不祥事起こしている強豪校よりはるかに良い」「演出上やらされているのでは?」といった指摘も飛んでいる。