AFCアジアカップ開幕戦を今月14日に控える日本代表。日本国内や現地カタールで優勝候補に推される中、韓国メディアはMF三笘薫(ブライトン)やMF久保建英(レアル・ソシエダ)、DF冨安健洋(アーセナル)、MF遠藤航(リバプール)の状態不安説を唱えた上で、韓国代表に優勝の可能性があると暗に主張している。
日本は昨年6月の国際親善試合エルサルバドル戦以降、敵地でのドイツ戦も含めて全勝。昨年11月に行われた北中米W杯アジア2次予選でも2試合ともに5-0で勝利すると、今年1月1日開催のタイ戦でも5-0と快勝。9日に完全非公開で行われたヨルダンとの練習試合でも6-1と地力の差を見せつけるなど、10連勝でアジアカップ本大会に臨む。
主力選手の大半が欧州トップレベルの舞台でコンスタントにプレーしているだけに、森保ジャパンの優勝を予想する声は多い。それでも韓国メディア『ISプラス』は「アジアカップ開幕直前に、負傷者が少なくないという点が、優勝候補である日本の最大の悩みだ」としている。
同メディアはヨルダン戦における日本代表メンバーに着目。昨年12月下旬のクリスタル・パレス戦で負傷した三笘、年明けに左足大腿四頭筋の負傷が明らかになった久保、昨年12月のウルバーハンプトン・ワンダラーズ戦で左ふくらはぎを痛めた冨安の3選手が、大会開幕前最後の一戦でピッチに立たなかったことを伝えている。
これにくわえて『ISプラス』は「トレーニングパートナーまでもが出場したヨルダン戦では、三笘や久保、冨安のほかに遠藤もプレーしていない。現地では遠藤も負傷した可能性が取りざたされている」とリポート。
「一部の選手が離脱しても選手層が厚いため、日本のグループリーグ通過は問題ない」としながらも、「負傷者の回復スピードが遅い、もしくはコンディションが100%ではない中で試合に出る場合、日本にとって予期せぬマイナス材料となる。戦力に少しでも損失が生じる可能性があるというニュースは、優勝争いに影響を及ぼす要素となる」と、森保ジャパンのごくわずかな弱点を指摘している。