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 日本代表は今月19日開催のAFCアジアカップ・グループステージ第2節で、イラク代表相手に1-2で敗北。MF久保建英(レアル・ソシエダ)とMF南野拓実(ASモナコ)の同時スタメン起用をはじめ森保一監督の采配に対する批判が相次ぐ中、日本代表OBの城彰二氏も久保の途中交代やFW前田大然(セルティック)の途中出場に疑問を投げかけた。

 森保監督はイラク戦で前線1トップにFW浅野拓磨(VfLボーフム)、2列目に南野、久保、FW伊東純也(スタッド・ランス)を配したが、イラクの強固な守備ブロックを前に機能せず。2点リードを許す中、61分に久保と浅野を諦め、上田とMF堂安律(SCフライブルク)を送り出したほか、74分にはMF旗手怜央(セルティック)と前田を投入。反撃の機会を窺ったものの、後半アディショナルタイムにMF遠藤航(リバプール)のヘディングシュートから1点を返すのが精いっぱいだった。

 試合後、城氏はYouTubeチャンネルを更新し、イラク戦を回顧。森保監督による交代カードの切り方について「久保を途中で交代させなくても良いんじゃないかなと思った」と疑問を投げかけている。

 イラクは2点リードの場面で、5バックシステムに変更するなどして自陣のスペースを埋めてきた。スペースがあるシーンで前田の攻撃面での良さが活きるだけに、城氏は同選手の後半途中出場について「前田をあのスペースがない中で使うというのは、彼の特徴を活かすという点でなかなか難しいかなと思った」と持論を展開。旗手に関しては「彼は途中出場で流れを変えるようなことができた」と評価している。