森保一監督 写真:Getty Images

 サッカー日本代表「森保ジャパン」は、2024年1月1日開催の「TOYO TIRES CUP 2024」でタイ代表と対戦。試合終了からおよそ2時間半後にAFCアジアカップの代表メンバー発表会見を通常通り実施しているが、試合終了直後に石川県能登地方で地震が発生したこともあり、メンバー会見実施に対する疑問の声が沸き起こっている。

 石川県ではタイ戦終了直後の午後4時10分ごろ、最大震度7、マグニチュード(M)7.6の地震が発生。能登半島で大津波警報、日本海側の一部地域で津波警報が発令される中、広範囲で津波が到達しているほか、家屋倒壊が多数発生。一刻も早い人命救助を求める投稿がX(旧ツイッター)で次々と拡散されている。

 この状況を受けて、NHKや民放各局は正月特番の放送を打ち切り、緊急番組に切り替え。NHKではタイ戦が放送されていたが、試合終了直後の森保監督や一部選手に対するインタビュー中継が途中で終了した。

 日本サッカー協会(JFA)は当初の予定通り、1日午後6時30分からアジア杯の日本代表メンバー発表会見を実施。会見冒頭では、山本昌邦ナショナルチームダイレクターと森保監督から地震の被災者に対するメッセージがあった。

 この会見の様子はJFA公式YouTubeチャンネルで配信されているが、ネット上では「代表発表、それどころではない」「こんな時に代表メンバーを発表するのは違う」「代表の発表って今日しなきゃいけないのか? 震災直後にやる必要なくない?」といった疑問が。「メンバーリスト公表するだけにすべきだ」「代表発表は明日に延期でも良かったのでは?」と、発表の日程や発表形式の変更を求める声も上がっている。