鈴木彩艶 写真:Getty Images

 サッカー日本代表「森保ジャパン」は、今月19日開催のAFCアジアカップ・グループステージ第2節でイラク代表に1-2と敗北。代表OBの城彰二氏がGK鈴木彩艶(シント=トロイデンVV)のプレーに対する批判について持論を述べている。

 鈴木は14日開催のベトナム戦でスタメン出場も、前半のうちにセットプレーから2失点。特に2失点目はヘディングシュートに対する処理が甘かった点で批判の対象となっていた。

 ベトナム戦でのパフォーマンスが低調だったとはいえ、森保一監督はイラク戦でも鈴木を先発起用。しかし前半キックオフ直後から主導権を握られる中、鈴木は5分に自陣右サイドからゴール前に上がったクロスをパンチング。これに反応したFWアイマン・フサインにヘディングシュートで押し込まれた。

 この先制ゴールを許したシーンに対しては、X(旧ツイッター)で「鈴木彩艶酷い」「パンチングではなく、キャッチすべきだった」「日本代表のGKレベル低い」といった厳しい声が飛んでいる。

 しかし城氏は同選手のプレーが失点の原因ではないと主張。19日深夜にYouTubeチャンネルを更新。イラク戦の試合内容を振り返る中、1失点目の直前にクロスを上げられたことに言及。「あのクロスに対して板倉が寄せはしているが、あそこはもう少し寄せないといけない。そこで寄せてコーナーキックでも良かったと思う」と、DF板倉滉(ボルシアMG)のプレーを問題視。

 「鈴木の弾いたところがたまたま相手選手にピッタリ行ってしまって、ヘディングシュートされたという状況。鈴木はそんな悪くないと思うが、ベトナム戦からそうだけど悪い流れを断ち切れていない。これは選手が悪いとかじゃない。運が無かったと思う」と述べるなど、鈴木批判が熱を帯びている現状に釘を刺した。