伊藤洋輝 写真:Getty Images

 サッカー日本代表「森保ジャパン」は、今月19日開催のAFCアジアカップ・グループステージ第2節でイラク代表と対戦。0-2とリードを許す中、左サイドバックでスタメン出場しているDF伊藤洋輝(VfBシュツットガルト)の起用法を巡り、ネット上で議論が白熱している。

 日本は前半キックオフ直後からシュートを許すと、5分に自陣右サイドからゴール前へのクロスをGK鈴木彩艶(シント=トロイデンVV)がパンチング。これに反応したFWアイマン・フサインがヘディングシュートで押し込んだ。その後もイラクはカウンター攻撃で何度も日本ゴールを脅かすと、前半アディショナルタイムにもフサインがゴール前で押し込み、追加点を奪った。

 日本は57分にペナルティエリアでFW浅野拓磨(VfLボーフム)が相手選手に倒されると、主審はPKと判定。しかしVAR(ビデオアシスタントレフェリー)の介入により、判定はイラクのフリーキックへ変更されている。

 伊藤は自陣左サイドでMFユセフ・アミンとマッチアップ。攻撃時に効果的なプレーが少ないが、X(旧ツイッター)上では「伊藤洋輝はサイド張ってクロスさせるような選手じゃない」「伊藤の本職はセンターバックだけど…」などと、森保一監督の起用法に対する疑問が噴出。同選手への批判が熱を帯びているだけに「代表戦しか見てない人たちに伊藤洋輝叩かれるの悔しい」「プレー見ていて可哀想に思える」と、擁護のメッセージも多く寄せられている。

 ジュビロ磐田在籍時に中盤センターやセンターバックとしてプレーしていた伊藤。2023/24シーズンはしばらく左サイドバックでレギュラーを張っていたが、昨年11月に2試合つづけてセンターバックの一角でフル出場していた。