タレントのJOYさんは今月、日本代表OB前園真聖氏のYouTubeチャンネル『おじさんだけど、遊んでもいいですか?』に出演。日本代表のAFCアジアカップ優勝が期待されている中、過去に沸き起こった森保一監督の解任論を巡り、前園氏に疑問を投げかけている。
サンフレッチェ広島でJ1制覇の実績を持つ森保氏は、ロシアW杯終了後から日本代表を指揮。カタールW杯アジア最終予選では、2021年9月に行われた初戦でオマーン相手に敗れると、翌月には敵地でサウジアラビアに敗北。低調なスタートを受けて、日本国内で森保監督解任論が沸き起こっていた。
しかし森保監督はMF田中碧(フォルトゥナ・デュッセルドルフ)のスタメン起用を続けるなどして、チームの立て直しに成功。カタールW杯開幕前までメンバー選考で批判を浴びていたが、本大会でドイツ、スペイン相手に勝利。昨年6月の国際親善試合エルサルバドル戦からアジアカップ初戦まで10連勝を飾っているほか、昨年9月にはドイツを4-1で下している。
森保ジャパンのアジアカップ優勝が期待される中、JOYさんは快進撃を続ける代表の現状を「今までは4年で監督交代となっていたが、森保監督の場合は同じ体制でいくという。今それが功を奏していて、めちゃくちゃ良いチームになっている」と分析した上で、「今や誰も森保さんのことを叩かない」と指摘。
「ゾノ(前園)さんも散々裏で叩いていた。そのゾノさんも最近(森保監督に対する批判を)言わない。あの頃は番組で『オンエアでは絶対に振らないで』と僕に言って来て、当たり障りのないコメントで逃げていた。結構、番組の打ち合わせで『一刻も早く森保監督を解任しなければ』『このままだとまずいんじゃないか』『あの森保監督のメモは、カレーのレシピとか書いてあるんじゃないか』とかいうことを言っていて、『それはないんじゃないですか』って僕も話したんですけど」と、やや問い詰め加減で前園氏の発言を掘り下げた。
これに対して、前園氏は服で顔を覆う仕草を見せた後に「それぐらいあまり良くない時期もあったけど、結果を出した。(大事なのは)この後。森保監督には話聞いていないけど、カタールW杯でのサッカーを続けていたら、ベスト8以上はいけない。やっぱりある程度自分たちが主導権を握るサッカーで、攻撃の時間も増やさないというところにたどり着いた印象を受けた。だからこのプラス4年で、今まで足りなかったものをやっているのかなという感じ」と、森保監督続投が持つ意味について私見を述べている。