日本代表は鈴木彩艶(シント=トロイデンVV)、前川黛也(ヴィッセル神戸)、野澤大志ブランドン(FC東京)とゴールキーパー3人体制でAFCアジアカップに参戦。しかし14日に行われたベトナム戦で鈴木がミスを犯したこともあり、イラク戦を前に海外メディアがGK陣の「経験不足」を指摘しつつも、鈴木の将来性を評価している。
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日本はベトナム戦でMF南野拓実(ASモナコ)のゴールにより先制も、前半のうちにセットプレーから2失点。特に2失点目はヘディングシュートに対する鈴木の処理が甘かったとして、X(旧ツイッター)で「全体的にポジショニングが悪い」「国際経験が足りない」となどと厳しい声が飛んでいた。
米メディア『ESPN』は18日に「日本のゴールキーパーの難題は、アジアカップ優勝にむけて最大の障害となる可能性がある」という見出しのもと、森保ジャパンのGK陣を特集。「日本はあらゆる分野でクオリティの高いチーム」と評価しつつも、今回招集されたGK3名がいずれも「国際Aマッチで5キャップ未満」だと指摘。
イラク戦を前に「ベトナム戦では鈴木がスタメンに抜てきされたが、その座を維持できるかどうか大きな問題になる。前川がスタメンに入って、国際舞台でも神戸でのパフォーマンスを再現するかもしれない」と、GK交代の可能性を伝えた。
ただ一方で『ESPN』は「鈴木はベトナム戦でのミスだけで目立つような存在ではない。彼が素晴らしい才能の持ち主であることは明らかであり、今後も長く成功したキャリアを享受する。おそらく長期的に日本代表の正守護神として活躍するはずだ」と、STVV所属GKを評価。「鈴木は初戦の緊張から立ち直り、自分に必要なものがあることを証明できるだろう」と期待を寄せた。