浦和レッズからベルギー1部シント=トロイデンVV(STVV)へ期限付き移籍中の日本代表GK鈴木彩艶は、今月14日開催のAFCアジアカップ・グループステージ第1節ベトナム戦でセットプレーから2失点。同選手のパフォーマンスに厳しい声が上がる中、2023シーズン限りでアルビレックス新潟を退団したGK瀬口拓弥が2失点目の原因をプレーヤー目線で解説している。
日本は10分にMF南野拓実(ASモナコ)がグラウンダー性のシュートから先制ゴールを奪ったものの、15分に迎えたコーナーキックのシーンでFWグエン・ディン・バックのバッグヘッドから失点。32分にはフリーキックに頭で合わせられると、一旦鈴木がシュートを右手で弾くもセカンドボールを押し込まれた。
前半終了直前まで苦戦を強いられた森保ジャパン。中でも鈴木は2失点目のシーンでボールの処理が甘かったとして批判を浴びており、X(旧ツイッター)では「全体的にポジショニングが悪い」「国際経験が足りない」といった指摘も飛んでいる。
そんな中、日本代表GK小島亨介のバックアッパーとして2023シーズンまで新潟を支えていた瀬口は、ベトナム代表選手がフリーキックに頭で合わせた瞬間の鈴木の動きに着目。「このプレーの問題点はヘディングされた時に体が流れてしまっていること」として、「ボールが頭に当たった時には止まっていないといけない」と指摘している。
その上で、体が止まっていないことによる問題点として「それにより逆モーションとなり、弾きにパワーが出せなかったのかなと思います」と投稿。ヘディングシュートを放たれる瞬間の動きがシュートストップに影響を与えたという。
瀬口は2011年に流通経済大学からカマタマーレ讃岐に加入。2019シーズン終了後に契約満了となるまで在籍9年間で122試合に出場した。そして讃岐退団後は徳島ヴォルティスや新潟に在籍も、リーグ戦での出場はなし。日本代表への招集歴もない。