2月25日の明治安田J1リーグ第1節、国立競技場で行われた東京ヴェルディ対横浜F・マリノスの試合で、ホーム側(東京V)のチケットを持つ入場者に先着3万枚で配布された「2024シーズン開幕記念ベースボールTシャツ」の多くが早速インターネットで転売されているようだ。
31年前の1993年5月15日に行われたJリーグ開幕戦と同じカードとなった同試合の注目度は高く、雨が降る中で5万3026人が足を運んだ。結果はアウェイの横浜FMが2-1で勝利している。
記念シャツは、大手フリマアプリの『メルカリ』では10件以上、『Yahoo!フリマ』でも複数件出品されており、1600円から2200円ほどの値段がつけられている。なお、クラブは配布キャンペーンの告知を行った際に「オークションや第三者への転売はご遠慮ください」と注意喚起していた。
Tシャツやユニフォームの無料配布キャンペーンは、他のJリーグクラブも取り組んでいるが、その度にネット上のサイトに出品されるケースが後を絶たない状況だ。サッカー界を始めとするプロスポーツ界ではチケット転売が問題視されているが、ユニフォームなどグッズもその対象となっている。
グッズの転売はチケットと違い、法律で取り締まりも行われていないため無法地帯と化している。これらを防ぐ有効な手立てはあるのだろうか。