サンフレッチェ広島所属FW大橋祐紀は、今月23日にエディオンピースウイング広島で行われた明治安田J1リーグ開幕節・浦和レッズ戦で2ゴールをマークも、ハットトリック達成はならず。試合後、PKをキプロス代表FWピエロス・ソティリウに譲ったシーンを振り返った。
大橋は湘南ベルマーレで5シーズン以上にわたりプレー。昨季J1リーグ23試合の出場で13ゴールと好成績を残すと、複数クラブからの関心が報じられる中、広島へ完全移籍。FWドウグラス・ヴィエイラ、MFマルコス・ジュニオール、ソティリウらとのポジション争いを繰り広げている。
そんな中で迎えた今季J1開幕戦では、FW加藤陸次樹やソティリウとともにスタメン出場。前半45分にMF川村拓夢の放ったミドルシュートのこぼれ球を押し込み、先制ゴールを挙げる。そして後半9分にはPKを獲得も、ソティリウと言葉を交わした後にPKキッカーを譲る。そのソティリウがPKを外したものの、1分後に加藤のクロスから追加点を奪った。
広島で早速結果を残した大橋は試合後、『やべっちスタジアム』のMCである矢部浩之さんのインタビューに対応。「最高な雰囲気で嬉しかったです」と述べた後、ソティリウとのやり取りについて訊かれると、「自分が獲得したPKだし、フォワードなので蹴りたい(という思いがあった)」とキプロス代表FWに対する本音を吐露。それでも「PKを任せてもらえるようなキッカーになれたら良いかなと思う」と前を向いている。
またソティリウがPKを外した直後に追加点を奪ったシーンについては「陸次樹(加藤陸次樹)が良いボールをくれたので。あそこに飛び込もうと思っていたので、それが良い形になったのが大きかった」と回顧。「今季爆発できるよう頑張ります」と、新天地での意気込みも語った。