サンフレッチェ広島所属MF満田誠は、今月23日にエディオンピースウイング広島で行われた明治安田J1リーグ開幕節・浦和レッズ戦でフル出場。カウンターの局面におけるキプロス代表FWピエロス・ソティリウやブラジル人FWドウグラス・ヴィエイラのプレーに複雑な思いを抱いているようだ。
満田は日本代表MF川村拓夢とともに中盤の一角でスタメン出場すると、自らの縦パスから何度もチャンスを演出。広島は新加入選手のFW大橋祐紀が2ゴールを挙げ、新スタジアムでの公式戦初白星を掴んだ。
ただ一方で、カウンターの局面で追加点を奪えないなど、攻撃面での課題も浮き彫りに。後半23分、満田がピッチ中央からドリブルで駆け上がると、ペナルティエリア手前からソティリウへパスを供給。ソティリウが右足から枠内にシュートを放つも、GK西川周作にキャッチされた。
そして後半44分には、再び満田がペナルティエリア手前からペナルティエリア内へパスを供給。今度はドウグラスが右足から枠内にシュートを放つも、西川に左手1本で止められた。
攻撃陣のキーマンとして勝利に貢献した満田は、試合後に『やべっちスタジアム』のMCである矢部浩之さんのインタビューに対応。「浦和戦でも前線からのプレスだったり、ハードワークできる選手が揃っている。それを90分間続けることができる」と、今季の広島のストロングポイントを説明すると、チャンスでボールに絡む場面が多いことについて「ボランチから前につけようと意識してやっている。それをしっかりと決めきってくれたおかげで勝利できた。ゴール取りたかったんですけど、疲れて無理でした」と、大橋らチームメイトに感謝した。
ただ一方で、自らのカウンターから決定機を演出したことに話題が及ぶと、「同じようなシーンが2回くらいあって、2回ともパスして同じ感じで(シュートを)外されたので、自分でシュートを打てば良かった」と、笑みを浮かべながらも悔しさを滲ませている。