2月も中旬になり早くも関東地方では春一番が吹くなど春も確実に近づきつつある今日この頃。徐々に気温も上がりジャケットなどの上着を時折り脱いだりと少しずつ腕時計が露出する機会も増えてきたのではないだろうか。

ということで、そんなこれからの季節に、程よいサイズ感ながらちょっと個性が感じられるミリタリー系3モデルをピックアップ。

ミリタリーウオッチとなると、どうしても無骨で男臭いイメージになりがちなので、今回はかつての軍用パイロットウオッチをモチーフに再現されたオマージュモデルながら、ブルー系カラーを文字盤に採用した派手すぎず適度にファッションの差し色にも使える3種類を取り上げる。

【アウトライン|セコンドセッティング】

【39mm以下の程よいサイズ感がうれしい】 往年のパイロットウオッチを再現したミリタリー系時計3選
(画像=『Watch LIFE NEWS』より 引用)

1940年代にイギリス空軍やアメリカ軍に制式採用された航空時計の名作 “ウィームス・セコンドセッティングウオッチ”から着想を得て再現。経過時間を秒単位まで細かく確認するために考案された双方向に回転する通称ウィームスベゼルを装備、そのベゼルが回転しないようにロックするための大きめのストッパーなども当時のものに忠実に再現している。

軍用時計らしい無骨な作りながら、文字盤にブルーグラデーションを採用し、ヴィンテージ調のブルーベルトを合わせるなどレトロモダンな雰囲気。38mm径と着けやすいサイズ感も大きな魅力だ。このブルーグラデのほかにブラック文字盤タイプもあり。

Ref.20222-2BL。SS(38mm径)。10気圧防水。自動巻き(日本製Cal.Miyota 9039)。シースルーバック。5万5000円

アウトライン公式サイト

【ラコ|パイロット アーヘン39 ブラウシュトゥンデ】

【39mm以下の程よいサイズ感がうれしい】 往年のパイロットウオッチを再現したミリタリー系時計3選
(画像=『Watch LIFE NEWS』より 引用)

ドイツブランドの“ラコ”。かつて1940年代当時にドイツ軍の依頼により軍用時計を製造し納入していたサプライヤーのひとつだ。これは当時ドイツ空軍向けに作られていた通称「Bウオッチ」のデザインを再現。インデックスに1から12ではなく秒表示を大きく配したこのタイプは、爆撃機のナビゲーター用だったものだ。

なぜ秒表示が大きいかというと、爆撃拠点の位置を正確に記録するため夜間の偵察の際に、暗い中でも秒単位で正確に経過時間を知る必要があったからである。そんな歴史的なモデルを39mm径の程よいサイズにして、ブルーの文字盤にグレーのNATOベルトを合わせるなど、現代的な雰囲気に仕上がっている。

Ref.862103。SS(39mm径)。5気圧防水。自動巻き(Cal.Miyota 821A)。6万500円

ラコ公式WEBサイト
laco1925.jp/SHOP/WT-LACO-862103.html