10月初旬、ハマスによるイスラエルに対する攻撃の際、ハマスの戦闘員が「Captagon」という違法薬物を使用していたとの情報が確認された。この物質は、以前ISISメンバーにも愛用されていたもので、使用者に「無敵感」を与えるとされている。

 10月7日にガザ国境近くで開催された「Supernova Desert Music Festival(スーパーノヴァデザートミュージックフェスティバル)」にて、ハマスの戦闘員が計画的な攻撃を実施し、数多くの無実の人々が犠牲となった。

 この攻撃の際、ハマスのメンバーから「Captagon」が押収されたとイスラエルの報道機関「チャンネル12」が伝えている。当該薬物は、フェスティバルで200人以上の命を奪った恐ろしい事件の際、犯罪者たちに「極上の高揚感」を与えていたとの情報がある。

 また、X(旧Twitter)では、ハマスのトラックの荷台に白い粉が詰まった袋が積まれていたことが指摘されている。この白い粉が「Captagon」であるかは不明だが、テロリストたちはこの薬物を使用して悪魔のような衝動を煽っていたのではないかとのコメントが添えられている。

 この薬物「Captagon」は、合成物質であり、過去にはADHDの治療や睡眠障害、うつ病の治療薬として使用されていた。しかしながら、高い依存性が確認されたため、現在では多くの国で非合法化されている。米国司法省によれば、南ヨーロッパからアラブ諸国に向けて密輸されているという。ISISメンバーも、自らのテロ活動の際にこの薬物を使用しており、新兵たちの間で「Captagon」の依存が深刻化しているとの報告もある。

10月7日から28日までの間にの攻撃以降、イスラエル、パレスチナ双方あわせて数千人以上が命を失っていると伝えられている。

 特に衝撃的だったのは、攻撃の当日の朝、ハマス戦闘員によって多数の若者が誘拐された事件である。その中には、26歳のノア・アルガマニも含まれており、「私を殺さないで」という彼女の叫び声が、過激派のバイクの荷台に乗せられる際に録音されていた。

 ノアの両親は彼女の26歳の誕生日に、彼女の無事の帰宅を願ってメッセージを公開している。

参考:「Daily Star」

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提供元・Business Journal

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