バイエルン・ミュンヘン(ドイツ1部)が、アストン・ビラ(イングランド1部)を率いるウナイ・エメリ監督の招へいに興味を持っていようだ。ドイツ『キッカー』が伝えた。
ブンデスリーガ12連覇を目指しているものの、首位のバイエル・レバークーゼン(ドイツ1部)とは11ポイント差の2位に位置しているバイエルン。11日に行われたブンデスリーガ第21節ではレバークーゼンとの首位攻防戦で完敗を喫すると、その後もUEFAチャンピオンズリーグ(CL)ではラツィオ(イタリア1部)に先勝を許し、続くボーフム(ドイツ1部)戦でも日本代表FW浅野拓磨に得点を献上するなど、9年ぶりの公式戦3連敗となっている。
今季限りでトーマス・トゥヘル監督の退任が決定していることからその後任として、レバークーゼンを率いるシャビ・アロンソ監督や、前レアル・マドリード監督のジネディーヌ・ジダン氏など複数指揮官をリストアップ。そのなかで、新たに高く評価しているエメリ監督も候補に含めているという。
しかし、今季のプレミアリーグで来季のCL圏内となる4位に位置しているアストン・ビラはエメリ監督と2026年夏まで契約を残している。そのため、引き抜くためには難しいクラブ間交渉が待っているようだ。
現役時代はレアル・ソシエダなどでプレーしたエメリ監督は、セビージャ(スペイン1部)やパリ・サンジェルマン(フランス1部)、アーセナル(イングランド1部)など各国の名門を率いると、2022年10月からアストン・ビラの監督の就任。昨季はチームを13年ぶり欧州コンペディション獲得に導く手腕を見せると、今季は上位争いを演じている。