100年以上の歴史を誇るリーガ・ポルトガル2(ポルトガル2部リーグ)のUDオリヴェイレンセは、2023年2月に横浜FCからキングカズこと元日本代表FW三浦知良(56)を期限付き移籍で獲得。両クラブをは「ONODERA GROUP」が株式を過半数以上取得しグループ傘下として運営しているが、移籍の背景が明らかになった。
オリヴェイレンセと繋がりが強いサッカー関係者によると、運営会社も含む知名度向上による人気獲得などのブランディング的な要素が強く背景にあるという。
2019年12月、株式会社ナッツアンドアバウト(CEO金哲碩氏)が株式を70%保有する形で経営権を取得して買収した同クラブは、国内でジャパンアカデミーも設立していた。しかし、2020/21シーズンのリーグ戦では18位で3部降格が決定。この影響や経済状況を理由にナッツアンドアバウトが運営から撤退する形となっている。
その後、経営権は一時クラブの会員となっている市民に戻る形となるが、2022年11月にONODERA GROUPが株式を買い取りって運営権を取得。複数のポルトガルメディアによると、買収金額は日本円で約5億円だという。
三浦はオリヴェイレンセ加入後、2022年4月11日ポルトガル2部リーグ第29節アカデミコ・デ・ヴィゼウ戦に90分から出場。国内リーグの最年長出場記録を更新している。2023/24シーズンも期限付き移籍期間を延長し、ここまでリーグ戦4試合に出場している。