2024年4月から、一般のドライバーが自分の車を使って有料で人を運ぶ「ライドシェア」について、タクシー会社管理のもと、一部の地域や時間帯などに限定して解禁されます。

今回は、いま話題の「ライドシェア」について、U-NOTEが過去に配信した記事のなかから3本を紹介します。

日本橋エリアを移動するライドシェア実証実験

日本橋エリアを定額で移動できる「&MOVE日本橋」9/4からサービス再開。乗降スポットは60か所、LINEで配車

LINEで配車予約ができる、‟あいのりシャトルサービス”「&MOVE日本橋」。2月29日(木)まで、実証実験が行われています。

「&MOVE日本橋」は、三井不動産グループ発の新規事業の開発・推進を担う株式会社ShareTomorrow、三井不動産株式会社、株式会社NearMeの3者が共同で展開するオンデマンド型交通サービスのプロジェクト。

タクシーとは異なり、同じ時間に同じ方向に向かう人と車両をマッチングされる本サービス。知らない人との相乗りが前提となり、利用料金は1人400円です。

専用アプリのダウンロードは不要で、LINEで乗車・降車スポット、人数を選択して配車リクエストを送信すると、乗車予約が行えます。

「ライドシェア」に大手が参入

タクシー配車アプリでおなじみのGO、日本型ライドシェアを支援

タクシー事業者らに向けた配車システム提供などをおこなう企業、GO株式会社(以下、GO)。タクシー配車アプリ「GO」でおなじみです。

ハイヤー・タクシー事業者大手の日本交通株式会社を親会社とする同社が、4月から解禁される「日本型ライドシェア」の導入支援を行うことを公表しました。

日本型ライドシェア導入を検討する全国のタクシー事業者に向け、ライドシェアドライバーの採用支援、ドライバー向けアプリの開発・提供、事業者向け管理システムの開発・提供、ドライブレコーダーなどの機器類の提供を行うといいます。

ライドシェアの前に……タクシーは使われている?

初乗り料金の上昇・迫るライドシェアの一部解禁――。 いま、タクシーを使っている人はどのくらいいる?【ナビット調べ】

ライドシェアの解禁はタクシー業界に大きな影響を与えるとみられています。そんなタクシーを利用する人は、現時点でどれほどいるのでしょうか。

株式会社ナビットは、20~80代まで全国のモニター会員1,000人を対象にタクシー利用に関するアンケートを実施しました。

「タクシーを利用するのは、どのような場面ですか?」という問いに対するコメントでは、「1人では乗らない。複数人での徒歩15分程度の移動で使うことが多い」や「交通機関で行くのに、面倒なところへ行く場合。また、年配の人と同行するときも利用」など、数人で移動する時に使う声も。

ほかには、「旅行先」「通院の時」「終電を逃した時」などの回答が多かったそうです。

ライドシェアの一部解禁は、ドライバー不足が深刻化していることも背景にあります。今後、日本の交通インフラはどのようになっていくのでしょうか。

<参照>

デジタル行財政改革会議(令和5年12月20日(水)開催分資料)