4代目のロードスター(ND型)は“原点回帰”を掲げて登場。あらためてライトウェイトFRスポーツの魅力を追求した意欲作である。サイズの見直しとボディに使用する高張力鋼板の使用比率を従来の58%から71%に拡大するなどして、軽量化を徹底。ベーシックモデルのSグレードでは初代NA型と同等の990kgを実現した。初代にはなかった各種安全装備と快適装備を標準化した上で軽く仕上げた点は見事だった。

 軽さは「人馬一体」の伝統の乗り味に一層磨きをかけた。世界的に見てもロードスターほど軽やかにワインディングロードを舞い、日常域から走りの素晴らしさを語りかけるスポーツカーはない。パワーユニットはスカイアクティブ技術を投入した1.5ℓに変更。トランスミッションはシフトタッチの素晴らしい6速MTと、シンクロレブコントロールなどでスポーツ性を高めた6速ATの2種。4代目は美しくダイナミックなスタイリングもあり、多くのスポーツ派ドライバーから注目を集める。ベテランも含め、幅広い年齢層から愛されるリアルスポーツの代表といえる。2016年11月には電動リトラクタブルHT仕様のRFを追加。RFは2ℓユニットを搭載。個性的なルーフ形状とともに、走りの余裕を強調した点が個性。ソフトトップのボディサイズは3915×1735×1235mm、車重は990〜1060kg。カタログは2015年12月版(原寸210×298mm/40㌻編集)。

※資料提供/ブックガレージ

【復刻版カタログ】原点回帰。軽さの意味を問い直し「人馬一体」をさらに磨いた4代目マツダ・ロードスター(ND5RC型)の肖像
(画像=『CAR and DRIVER』より 引用)
【復刻版カタログ】原点回帰。軽さの意味を問い直し「人馬一体」をさらに磨いた4代目マツダ・ロードスター(ND5RC型)の肖像
(画像=『CAR and DRIVER』より 引用)
【復刻版カタログ】原点回帰。軽さの意味を問い直し「人馬一体」をさらに磨いた4代目マツダ・ロードスター(ND5RC型)の肖像
(画像=『CAR and DRIVER』より 引用)
【復刻版カタログ】原点回帰。軽さの意味を問い直し「人馬一体」をさらに磨いた4代目マツダ・ロードスター(ND5RC型)の肖像
(画像=『CAR and DRIVER』より 引用)
【復刻版カタログ】原点回帰。軽さの意味を問い直し「人馬一体」をさらに磨いた4代目マツダ・ロードスター(ND5RC型)の肖像
(画像=『CAR and DRIVER』より 引用)
【復刻版カタログ】原点回帰。軽さの意味を問い直し「人馬一体」をさらに磨いた4代目マツダ・ロードスター(ND5RC型)の肖像
(画像=『CAR and DRIVER』より 引用)
【復刻版カタログ】原点回帰。軽さの意味を問い直し「人馬一体」をさらに磨いた4代目マツダ・ロードスター(ND5RC型)の肖像
(画像=『CAR and DRIVER』より 引用)

提供元・CAR and DRIVER

【関連記事】
「新世代日産」e-POWER搭載の代表2モデル。新型ノートとキックス、トータルではどうなのか
最近よく見かける新型メルセデスGクラス、その本命G350dの気になるパワフルフィール
コンパクトSUV特集:全長3995mm/小さくて安い。最近、良く見かけるトヨタ・ライズに乗ってみた
2020年の国内新車販売で10万台以上を達成した7モデルとは何か
Jeepグランドチェロキー初の3列シート仕様が米国デビュ