今月24日開催の明治安田J1リーグ開幕節でセレッソ大阪と対戦するFC東京。同クラブ所属DFエンリケ・トレヴィザンが、Jリーグでプレーするストライカーのクオリティを高く評価したほか、クラブに対する感謝の思いを述べた。
トレヴィザンは2021シーズンに大分トリニータの主力選手として活躍すると、2022年1月にポルトガル1部エストリルからFC東京へ完全移籍。加入1年目の2022シーズンこそ左肩脱臼によりJ1リーグで6試合の出場に終わったが、昨季はDF木本恭生やDF森重真人らとポジション争いを繰り広げる中、リーグ戦22試合でプレーした。
ブラジルメディア『VAVEL』が21日に伝えたところによると、トレヴィザンは「FC東京というクラブは、僕をとても温かい迎えてくれたし、選手が良いプレーをするために必要なすべての環境を提供してくれるんだ。FC東京で3年目のシーズンを迎えるけど、もっと長くクラブやチームメイトのために働きたいね」と語るなど、FC東京に対して恩義を感じている模様。
「(昨季まで川崎フロンターレでプレーしていた)レアンドロ・ダミアンや、ヴィッセル神戸所属の大迫勇也とかそうだけど、日本には素晴らしいストライカーがたくさんいる。僕はそういう選手とマッチアップしている。Jリーグの競争力は高いし、難しいリーグなんだ」と絶賛した上で、今季の目標について以下のように語ったという。
「僕たちには上位争いをすることが期待されているし、クラブの目標でもあるよ。J1で良いスタートを切って、1年を通じて大きな夢を描けるよう、僕たちは日々努力している。昨季は少し不安定なところがあったけど、今はその不安定な部分を修正している。よりポジティブな結果を目指していきたいね」
なお国際サッカー連盟(FIFA)の関連調査機関である『CIESフットボール・オブザーバトリー(スポーツ国際研究センター)』は先月に「空中戦に強いセンターバックベスト100」を公表。所属クラブでのプレー時間やリーグレベル、空中戦での勝率など独自の指標を用いて算出した数値をもとにランキング付けをしているが、オランダ代表DFフィルジル・ファン・ダイク(リバプール)や韓国代表DFキム・ミンジェ(バイエルン・ミュンヘン)など、欧州でプレーしている選手が上位を占める中、トレヴィザンが「87.4」で9位にランクインしている。
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【CIES公表の空中戦に強いセンターバック ベスト10】
1位 フィルジル・ファン・ダイク(リバプール):93.0
2位 キム・ミンジェ(バイエルン):92.2
3位タイ ダニーロ・ペレイラ(PSG):89.4
3位タイ ジャマール・ラスセルズ(ニューカッスル):89.4
5位タイ ダン=アクセル・ザガドゥ(VfBシュツットガルト):88.7
5位タイ ブルーノ・ドゥアルテ(パネトリコスFC):88.7
7位 セルヒオ・ラモス(セビージャ):88.1
8位 ホアキン・エンリケ(サントス):87.7
9位 エンリケ・トレヴィザン(FC東京):87.4
10位 ウィリャン・ロシャ(CSKAモスクワ):87.2
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