川崎フロンターレ、ヴァンフォーレ甲府、ガンバ大阪、サンフレッチェ広島、京都サンガとJリーグ複数クラブを渡り歩き、2023シーズン終了後に名古屋グランパスへ移籍したFWパトリック。元チームメイトの遠藤保仁氏や中村憲剛氏、MF青山敏弘に言及しながら、現役引退後のキャリアについて語った。
パトリックは2013年にアトレチコ・ゴイアニエンセから川崎へ期限付き移籍。バンディエラの中村氏と出会ったが、J1リーグ8試合の出場で2ゴールと結果を残せず、わずか半年で甲府へ移籍した。甲府退団後は一度ブラジルへ戻ったが、2014年7月加入のG大阪で本領を発揮。遠藤とともに2014シーズンのJ1リーグと天皇杯のタイトル獲得に貢献したほか、2015シーズンも天皇杯優勝を成し遂げたが、怪我に悩む時期も。それでも2017年6月に広島へ移籍すると、青山をはじめチームメイトのサポートもあり完全復活。2018シーズンのJ1リーグで20ゴールを叩き出した。
日本で様々なレジェンドと出会っているパトリック。ブラジルメディア『グローボ』が今月19日に報じたところによると、同選手は「(引退後も)サッカー界に残るつもりだし、どうするかはまだ考えているよ。そのために日本語や英語を勉強しているんだ」と、現役引退後のキャリアに言及したとのこと。
「日本には、コーチやクラブのディレクターになるだけのクオリティを持った選手がたくさんいるね。遠藤は今、G大阪のトップチームのコーチを務めている。青山が今年か来年に、広島でキャリアを終えるだろう。中村もキャリアを終えて解説者として活躍しているし、日本代表の仕事もしている。コーチに転身する選手もたくさんいるし、テレビに出る選手もいるね」
「僕はJリーグととても良い関係を築いているし、日本サッカーのために働きたいと思っている。それに息子のキャリアを近くで見守りたいと思っているんだ」と、日本サッカーへの思いを語ったという。