東京湾に面した海のそばに位置する「東京都葛西臨海水族園」。クロマグロの群泳で有名な水族園ですが、ほかにも数多くの見どころがあって、ファミリーで楽しめるポイントもいっぱいなのです。スタッフさんにうかがった「子ども連れで楽しむポイント」や、エリア別に「ぜひ見てほしい!!」魚たちをご紹介。さらに、水族園がある「東京都立葛西臨海公園」のおすすめスポットも注目です。

※この記事の情報は、すべて2020年10月現在のものです。新型コロナウィルスの影響などで変更・休止・中止となる場合もあります。事前にお確かめください。

目次

「東京都葛西臨海水族園」ってどんなところ?

オープンしたのは1989年。つまり平成元年に「東京都葛西臨海水族園」は誕生し、30年以上の歴史があります。海のそばというロケーションにガラスドームが印象的。展示している海や川の生きものは約600種、東京都立葛西臨海公園内に位置しています。
まずは、どんなところなのかと、キッズサービスやコロナ対策について、飼育展示課の方におうかがいしました。

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飼育展示課の佐藤 薫(さとう かおる)さん。東京都の水産技術関係の部署を経て、2000年よりコチラに勤務。20年を超えるベテランです。趣味は釣り、好きな海の生きものはアオリイカとクロマグロ(写真=るるぶkidsより引用)

東京から世界まで約600種の生きものを展示

『「東京の海」から「世界の海」まで、約600種の生きものを展示しています。これだけ、世界の広範囲にわたって展示しているところは、そうないと思います。水族園全体で海の生態系をつくりだす、そしてクロマグロやペンギンなどの群れをつくりだす、というのが開館当初からのコンセプトなんです』と佐藤さん。なるほど、それで群れが多く見られるんですね。

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クロマグロの群れは水族園一番の見どころです(写真=るるぶkidsより引用)

ほかの水族館のマネをせず教育面を重視

さらに『イルカショーや人気者の展示など、エンターテイメント性が高いほかの水族館さんのマネをしない、ということが開館当初からのこだわりでした。そことは一線を画し、教育面を重視した展示に心がけています』と佐藤さん。なるほど、イルカショーなどは、あえて実施していないんですね。

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「世界の海」の「ブラジル沿岸」水槽。水族園内の各水槽に、魚の名前や解説などがあります(写真=るるぶkidsより引用)

なぜ「水族館」でなく「水族園」なの?

実は、長年の疑問だった「なぜ水族館でなく水族園なのか?」についてうかがってみました。『建物や水槽だけの水族“館”ではなく「水辺の自然」などの屋外施設も充実させて“園”としたかった、というのが開園当初からのこだわりなんです』と、佐藤さんが教えてくれました。なるほど、屋外、しかも緑の部分も多く“館”ではなく“園”なんですね。

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屋外エリア「水辺の自然」には水や緑がいっぱい(写真=るるぶkidsより引用)

キッズ向け施設やキッズサービスはある?

子ども連れには気になるキッズサービスなどについて『2階に授乳室があるほか、すべてのトイレにおむつ台を設置しています。ベビーカーでの入園も、もちろんOKですよ』と佐藤さんが教えてくれました。

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授乳室の中です。利用は2階の案内カウンターでおたずねください(写真=るるぶkidsより引用)

ほかに「マグロとせいくらべ」や、記念写真を撮影できる「ゲストフォトサービス」などもあります。

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正門からチケット売り場の間にある「マグロとせいくらべ」(写真=るるぶkidsより引用)

入園など新型コロナウィルス対策について

コロナ対策についてたずねると『まず、入園には整理券の事前予約が必要です。公式サイトあるいはお電話で申し込みください。事前予約なしに入園することはできませんのでご注意ください』と佐藤さん。また『マスク着用と手指の消毒、そして入園時の検温は必須です。体温が37.5度以上ある場合は入園をお断りしております』とのこと。ただし、これは2020年10月時点での状況です。その後、変更もあると思いますので、おでかけの際にはご確認を。

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ソーシャルディスタンスについてフンボルトペンギンの足跡で表示(写真=るるぶkidsより引用)
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屋外やクロマグロの展示エリアなど一方通行となっているところもあります(写真=るるぶkidsより引用)

東京都葛西臨海水族園

とうきょうとかさいりんかいすいぞくえん

問合先 03-3869-152
住所 東京都江戸川区臨海町6-2-3 葛西臨海公園内
料金 【入園料】大人700円/中学生250円(都内在住・在学の中学生は無料)/小学生以下無料/65歳以上350円(要証明)【年間パスポート】高校生以上2800円/65歳以上1400円
営業時間 9時30分~17時(最終入園は16時)
定休日 水曜(祝日の場合は翌日)
アクセス 【公共交通】JR京葉線葛西臨海公園駅→徒歩5分
【車】首都高速湾岸線葛西出口→約1km約5分
駐車場 葛西臨海公園駐車場181台(1時間300円、以降20分100円)
URL https://www.tokyo-zoo.net/zoo/kasai/
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水族園の正門です。JR葛西臨海公園駅を出て、まっすぐ約250m進むと左側にあります(写真=るるぶkidsより引用)

教えてスタッフさん! 子ども連れで楽しむポイント

では「子ども連れで東京都葛西臨海水族園を楽しむポイント」を佐藤さんに教えていただきましょう。

水族園の2大アイドル! マグロとペンギン

『やはり、葛西といえばクロマグロとペンギンです。どちらも群れで見られますので、その様子は大人も子どもも必見ですよ。特に、クロマグロが水槽を泳ぎ回る姿は迫力満点です』と佐藤さん。なにはともあれ、この2大アイドルははずせませんね。

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クロマグロの大きさにビックリする「アクアシアター」(写真=るるぶkidsより引用)
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屋外スペースでペンギンを見られる「ペンギンの生態」(写真=るるぶkidsより引用)

バックヤードを見られるキャットウォーク

『「東京の海」エリアに、水槽を上から見られるキャットウォークがあります』と佐藤さん。水槽を上から? 『はい、水族園の裏側、つまりバックヤードを通常の順路で見られるんです。さっき見た水槽を今度は上から、というのは、お子様だけでなく大人にも興味深いと思います』。なるほど、これはなかなかない展示ですね。

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「東京の海」の水槽を上から観察できるキャットウォーク(写真=るるぶkidsより引用)
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魚にエサをあげているシーンが見られることもあります(写真=るるぶkidsより引用)
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魚たちを上から見るのは、なんだか新鮮です(写真=るるぶkidsより引用)

床までガラスがある水槽がキッズに大好評

佐藤さんは『水槽のガラスが床まであるところもあるんです。小さなお子様がガラスに密着して見られ、魚たちを間近に感じられて好評です。これは“美術館で絵を眺める”ような感覚で水槽を見てほしかったため、このようにしています』。確かに、子どもたちにはうれしいですね。

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「東京の海」の「伊豆七島の海」水槽。子どもが水槽にくっついて見ているのがいいですね(写真=るるぶkidsより引用)
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お母さんも一緒にしゃがんで観察。親子一緒に楽しめます(写真=るるぶkidsより引用)
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この水槽のスタイルは「東京の海」エリアにたくさんあります(写真=るるぶkidsより引用)

屋外の開放的空間や「水辺の自然」エリア

さらに、佐藤さんは『水族園ならではの屋外施設も開放的で子ども連れの方にピッタリだと思います。レストランのテラス席や、その先にある屋外スペースは海も見えて、ひと休みするのに最適です』とのこと。ランチタイムはぜひココで。

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レストラン「シーウィンド」の屋外テラス席から(写真=るるぶkidsより引用)
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テラス席から橋を渡って海側へ行くとこんな風景(写真=るるぶkidsより引用)

『屋外エリア「水辺の自然」も、帰り際でいいので、ぜひ探索してみてください。ちょっと懐かしい空間ですよ』と佐藤さん。水と緑あふれる「水辺の自然」、おすすめです。

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「水辺の自然」入口から緑が広がっています(写真=るるぶkidsより引用)
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「水辺の自然」内にある「淡水生物館」の渓流(写真=るるぶkidsより引用)

再開が待ち遠しい! 体験系のプログラム

『コロナの影響で、2020年10月現在、休止している体験系のプログラムや展示施設があります。どれも子ども連れにおすすめなので、再開した際にはぜひとも体験してください』と佐藤さん。以下、休止中の主なプログラムと展示施設です。確かに、楽しそうなものばかりです。再開については公式サイトをチェックしてくださいね。

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「渚の生物」エリアにある「しおだまり」(写真=るるぶkidsより引用)

●しおだまり

ウニやカニといった磯の生きものがいます。観察したりふれあったりできます

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スタッフの解説が興味深いガイドツアーのイメージ(写真=るるぶkidsより引用)

●ガイドツアー

スタッフの解説付きで水族園をめぐるツアー。土・日曜、祝日などは水族園の裏側も探検できます

●タッチンフィーリン

水族園のスタッフと一緒にサメやエイを観察しながら、サメやエイについて学べるふれあいプログラムがあります

●スポットガイド・えさの時間

ペンギン、海鳥、クロマグロ、サメ、ウミホタルなどそれぞれの生きものについてスタッフが詳しく解説します

エリア別に発見! 人気アイドルや隠れたアイドル

では「東京都葛西臨海水族園」の魚や生きものたちを、9つのエリア別に分けて解説しましょう。佐藤さんおすすめの人気者や、現地で取材中に発見した隠れたアイドルをたっぷりご紹介しますよ。

1.大洋の航海者[1・2階]

ウェルカム水槽ではサメやエイたちがお出迎え

ガラスドームを入ったところが3階、そこからエスカレーターなどで2階へ下りると、サメたちが泳ぐ「大洋の航海者」エリアです。サメがメインの「大洋の航海者・サメ」水槽と、クロマグロたちが泳ぐ「大洋の航海者・マグロ」水槽があります。

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アカシュモクザメやウシバナトビエイ、マイワシなどが泳ぐ「大洋の航海者・サメ」水槽(写真=るるぶkidsより引用)

●シノノメサカタザメ

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「大洋の航海者・マグロ」水槽にいます。サメという名前ですが実はエイです。顔のようなお腹部分が特徴的で、目に見えるのは鼻なんです(写真=るるぶkidsより引用)

2.世界の海[1階]

隠れたアイドル魚がいっぱい! 世界の海をめぐりましょう

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「世界の海」の「南シナ海」水槽。大きな魚がいますね~~(写真=るるぶkidsより引用)

水族園のなかでも見どころが豊富な「世界の海」エリア。「カリフォルニア沿岸」水槽から「深海の生物」水槽と「北極・南極の海」コーナーまで、約30の水槽に、見ているだけで飽きないアイドル魚たちがいっぱいなのです。『「深海の生物」水槽のダイオウグソクムシは約20年前から展示しています。いまでは、ずいぶん有名になりましたね』と、佐藤さんは隠れたアイドルとして教えてくれました。探してみてください。

●タマカイ

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(写真=るるぶkidsより引用)

『ここまで大きい魚はいません』と佐藤さんがおすすめしてくれたのが、この巨大なタマカイです。2mはあります。

「南シナ海」水槽にいます

●ネズミフグ

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(写真=るるぶkidsより引用)

「南シナ海」水槽内を元気よく泳ぎ回っていたフグがいました。親子にご挨拶中。可愛い♪

●ドクウツボ

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(写真=るるぶkidsより引用)

口を開けた姿が迫力満点、というか怖いです…。その名のとおり毒を持っています。「南シナ海」水槽にいます

●カチュディート

●ピコロコ

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(写真=るるぶkidsより引用)

「チリ沿岸」水槽で、こっちを見ている小さな魚を発見。カチュディートといいます。で、そのカチュディートが入っているのが、世界最大のフジツボといわれるピコロコです。『ピコロコを展示しているのはココだけではないかと思います』と佐藤さん。あっ、こっちが珍しかったんですね

●ホワイトバードボックスフィッシュ

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(写真=るるぶkidsより引用)

「オーストラリア南部」水槽にも、見ていると興味津々に近づいてくるオレンジの魚がいました。“ホワイトバード”は“白い帯”という意味です。ヒレをパタパタするのが可愛いんです

●サザングローブフィッシュ

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(写真=るるぶkidsより引用)

同じく「オーストラリア南部」水槽には、ハリセンボンの仲間、サザングローブフィッシュがいます。人なつっこそうな表情で近づいてきてくれたりします

●オニダルマオコゼ

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(写真=るるぶkidsより引用)

「インド洋」水槽では、まるで岩のようなオコゼを発見。ほとんど動かないので、ひと目では魚とはわからない姿にビックリです。実は毒を持っています

●ウィーディシードラゴン

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(写真=るるぶkidsより引用)

タツノオトシゴのような姿が印象的なシードラゴンがフワフワと、「オーストラリア西部」水槽を漂っていました。『日本で初めて繁殖に成功したんです』と佐藤さん。これも貴重な展示です

●ジャイアントホークフィッシュ

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(写真=るるぶkidsより引用)

なんともカラフルで不思議な魚がいたのは「バハカリフォリニア」水槽。全長60cmくらいある大きな魚で目がギョロッとしているのが特徴です

●チョコレートチップスター

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(写真=るるぶkidsより引用)

同じ「バハカリフォリニア」水槽に“チョコチップ”のようなヒトデを発見。水槽横の名前の表示を見て「チョコレートチップスターだって~~」という声を何度か耳にしました。見事なネーミングで人気上昇中です

●プレイス

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(写真=るるぶkidsより引用)

「北海」水槽にいるカレイ、プレイスにちょっとビックリ。ちょうど取材時にエサの時間だったようで、すごい勢いで泳ぎ回っていました。波のような模様のお腹が印象的でした

●ランプサッカー

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(写真=るるぶkidsより引用)

同じ「北海」水槽に居いたランプサッカーにも目を引かれました。“コブだらけの吸盤を持つ魚”という意味でダンゴウオの仲間です。世界最大のダンゴウオといわれ、別名ヨコヅナダンゴウオと呼ばれています

●アンタークティックトゥースフィッシュ

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(写真=るるぶkidsより引用)

「北極・南極の海」コーナーに南極海最大級の魚類、アンタークティックトゥースフィッシュの標本を展示しています。

3.アクアシアター[1階]

ゆっくり座ってクロマグロの群泳を観賞できます

さあ、いよいよクロマグロの群泳が見られる「アクアシアター」です。ココは、さきほどの「大洋の航海者・マグロ」に隣接しており、ゆっくりと水槽を観賞できるよう、シアタースタイルになっています。

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2200トンの水量がある大水槽をたくさんのマグロが泳ぎ回っています(写真=るるぶkidsより引用)
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ドーナツ型の大水槽の前に階段状の座席があります(写真=るるぶkidsより引用)

4.渚の生物[1階屋外]

海の磯を再現! 屋外の開放的な空間です

屋外へ出たところにあるのが「渚の生物」エリア。ココには、タイやフグなどの魚のほか、ウニや貝類なども見られます。この先に「しおだまり」「タッチンフィーリン」があります(2020年10月現在、休止中)。

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海の磯の様子を再現したエリアです(写真=るるぶkidsより引用)

5.ペンギンの生態[1階屋外]

4種ペンギンを飼育! ペンギンの群れが見られる屋外エリア

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フンボルトペンギンが群れでプールを泳いでいます(写真=るるぶkidsより引用)

フンボルトペンギン、オウサマペンギン、フェアリーペンギン、ミナミイワトビペンギンという4種のペンギンを飼育している「ペンギンの生態」エリア(季節により展示しない種類もあります)。岩場や陸上のペンギン、水上や水中を泳ぐペンギンと、いろいろな姿を観察できます。

●フンボルトペンギン

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(写真=るるぶkidsより引用)

水中を観察できるエリアからフンボルトペンギンに大接近。翼につけたリングは名札の代わりで、個体を見分けて健康管理を行っています

●オウサマペンギン

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(写真=るるぶkidsより引用)

大きいサイズのオウサマペンギン。夏の暑い時期など見られない場合もあります

●フェアリーペンギン

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(写真=るるぶkidsより引用)

プールから少し離れた陸上に小さなフェアリーペンギンが集合していました。フェアリーペンギンは世界のペンギンのなかでも一番小さく、大人でも身長30cmくらいです

6.海藻の林[1階]

巨大な海藻とそこに生きる魚たちを観察

世界最大の海藻ジャイアントケルプとカリフォルニアの海の生きものを展示。波に漂う海藻の動きを観察できますよ。

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魚たちが流れにさからうように動く様子などが見られます(写真=るるぶkidsより引用)

7.東京の海[1階]

“床まで水槽”と“上から水槽”があるキッズおすすめエリア

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ガラスが“床まで水槽”でキッズも興味津々です(写真=るるぶkidsより引用)

東京湾や小笠原、伊豆七島といった「東京の海」にいる魚や生きものが大集合。水槽のガラス面が床まである水槽と、それらの水槽を上から観察できる「キャットウォーク」でキッズに大人気。お父さん・お母さんも、もちろん楽しめます。

●アオウミガメ

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(写真=るるぶkidsより引用)

「小笠原の海」水槽にいるアオウミガメは佐藤さんおすすめの人気者です

●ニシキエビ

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(写真=るるぶkidsより引用)

カラフルで大きなエビは「小笠原の海」水槽の中でも目立っています。体長50~60cmくらいでイセエビ属の最大種

●テングダイ

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(写真=るるぶkidsより引用)

「伊豆七島の海」水槽を泳ぐテングダイは、その容姿を見るとなんとなくネーミングの理由が分かります

●サカサクラゲ

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(写真=るるぶkidsより引用)

クラゲがいる「浮遊生物」水槽で、浮遊せずに砂の上にいることが多いサカサクラゲ。藻類と共生しているクラゲなんです

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(写真=るるぶkidsより引用)

階段を上がるとバックヤードのような「キャットウォーク」。ここを普通に歩いて見学できます

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(写真=るるぶkidsより引用)

イセエビの脱皮についての解説や脱皮殻の標本もありました

●トビハゼ

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(写真=るるぶkidsより引用)

「キャットウォーク」には、干潟にくらす小さな生きものもいくつか展示しています。これは水族園で繁殖したトビハゼです

8.海鳥の生態[1階]

エトピリカとウミガラスの注目点は?

エトピリカとウミガラスが暮らす「海鳥の生態」エリア。“つばさと羽を見てみよう”“ウミガラスの鳴き声に耳をすませよう”など、海鳥の生態についての注目点も展示しています。読んで注目して観察してみましょう。

●エトピリカ

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(写真=るるぶkidsより引用)

近年、水族館でよく見るようになったエトピリカ。美しいクチバシが特徴です。あっ、カメラ目線です

●ウミガラス

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(写真=るるぶkidsより引用)

鳴き声が“オロロン”と聞こえることからオロロン鳥と呼ばれる地域もあるようです。3羽とも毛づくろい中

9.水辺の自然 <屋外>

コウノトリやカエルもいる癒やしの屋外エリア

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順路案内もあるので、最後に「水辺の自然」エリアへ(写真=るるぶkidsより引用)

ガラスドームを出て、最初に入園した入口に向かうと、屋外エリア「水辺の自然」があります。『気づかずに帰っちゃう方も多いんです…』と佐藤さん。忘れずに訪れてみてくださいね。

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樹木や緑がいっぱいで開放的な空間です(写真=るるぶkidsより引用)
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「水辺の生きものクイズに挑戦!!」が8問あります。エリアの後半で答え合わせもできるので、親子でチャレンジ!(写真=るるぶkidsより引用)
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「田んぼ」コーナーには、ドジョウやタニシ、メダカがいますよ(写真=るるぶkidsより引用)

●ニホンコウノトリ

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(写真=るるぶkidsより引用)

「水辺の鳥」コーナーにいます。このとき、ちょうどエサを捕獲中でした。ほかに、タンチョウとクロツラヘラサギがいます

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(写真=るるぶkidsより引用)

「淡水生物館」では、池沼や清流などをガラス越しに見られます

●シュレーゲルアオガエル

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(写真=るるぶkidsより引用)

「水辺の生き物」として、カエルやイモリなども展示。くっついている姿が可愛いアオガエルです

レストラン&ショップのオリジナルに注目

さて、ランチとおみやげについても少しふれておきましょう。園内にレストランは1店、ショップは2店(ガラスドーム内に1店、正門近くに1店)あります。ココにしかないオリジナルメニューとオリジナルグッズを紹介します。

レストラン「シーウィンド」[1階]

名物まぐろカツカレーやキッズメニューも! おすすめは屋外席

「海鳥の生態」エリア近くにレストラン「シーウィンド」があります。屋内に280席、屋外に150席がある大きなレストランです。カレーやスパゲティ、ドリンクのほかキッズメニューも人気。

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テラス席にて。手前が甘口カレーをメインにしたキッズカレーランチ693円、奥がまぐろカツがサクサクでおいしい名物のまぐろカツカレー880円、白い袋はメジもなかアイス塩バニラ味300円(写真=るるぶkidsより引用)
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空間が広く安心感のある屋内席です(写真=るるぶkidsより引用)

ギフトショップ「アクアマリン」[2階]

ギフトショップ「アクアスケープ」[屋外]

クロマグロやペンギンがモチーフの水族園オリジナルグッズ

2つのギフトショップに、東京都葛西臨海水族園オリジナルのグッズが勢揃いしています。おすすめはコチラ!

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ぬいぐるみ クロマグロ S1870円、M4400円(写真=るるぶkidsより引用)
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ペンギンのぬいぐるみ 手前左からコウテイペンギンヒナ・フェアリーペンギン各990円、奥はオウサマペンギン1430円(写真=るるぶkidsより引用)
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手前は、おりがみメモ マグロ1個385円、奥はハンドタオル シーライフ1枚550円(写真=るるぶkidsより引用)
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最近、人気の高いナノブロック マグロ1100円(写真=るるぶkidsより引用)
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おさかなせんべい874円は、しょうゆ味とごま味各10枚で計20枚入り(写真=るるぶkidsより引用)
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ガラスドーム内の2階にあるギフトショップ「アクアマリン」(写真=るるぶkidsより引用)
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正門のすぐそばにあるギフトショップ「アクアスケープ」(写真=るるぶkidsより引用)

周辺スポットも楽しい! 東京都立葛西臨海公園

「東京都葛西臨海水族園」がある「東京都立葛西臨海公園」にも、子ども連れで遊べる施設が揃っています。まず、芝生広場、展望広場、汐風の広場と、小さい子どもたちにはうれしい、広くてなにもない広場がいくつかあります。さらに、遊具があるわくわく広場や鳥類園、ホテルにカフェ&レストランもあるんですよ。

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葛西臨海公園駅から水族園へ向かうメインストリートです(写真=るるぶkidsより引用)

なかでも、おすすめの2つの施設「パークトレイン」「ダイヤと花の大観覧車」について、簡単に紹介しましょう。そのほかの公園内施設については、下記の公式サイトを参照ください。

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葛西臨海公園駅前には噴水があります(写真=るるぶkidsより引用)

東京都立葛西臨海公園

とうきょうとりつかさいりんかいこうえん

問合先 03-5696-1331
住所 東京都江戸川区臨海町6-2-1
料金 【入園料】無料
営業時間 24時間
定休日 無休
アクセス 【公共交通】JR京葉線葛西臨海公園駅→徒歩すぐ
【車】首都高速湾岸線葛西出口→約1km約5分
駐車場 181台(1時間300円、以降20分100円)
URL http://www.tokyo-park.or.jp/park/format/index026.html

パークトレイン

公園を約25分かけて1周する可愛いパークトレイン

「公園サービスセンター」をスタートして、公園内を約25分で1周するパークトレイン。公園や海の風景を楽しんだり、歩くと遠い広場などへの交通手段にしたりできます。親子で1周するのがおすすめです。

  • 【1回の乗車料金】大人350円/3歳~小学生・70歳以上(要証明)150円/2歳以下無料
  • 【運行】1日9~10回運行(水曜運休)
  • 【停留所】公園サービスセンター→ウォッチングセンター入口→水辺ライン船のりば前→なぎさ橋前→汐風の広場前→芦ヶ池前→芝生広場前→蓮池前・大観覧車入口→公園サービスセンター
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スタート地点の「公園サービスセンター」。パークトレインの車両は赤色もあります(写真=るるぶkidsより引用)
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パークトレイン内で公園の紹介放送もありますよ(写真=るるぶkidsより引用)
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展望広場にある展望レストハウス「クリスタルビュー」(写真=るるぶkidsより引用)
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「東京都立葛西臨海公園」から「東京都立葛西海浜公園」へ渡る「なぎさ橋」。遠くには小さく東京ゲートブリッジが見えます(写真=るるぶkidsより引用)

ダイヤと花の大観覧車

日本最大級の大きさを誇る大観覧車からの景色を堪能

高さ117mの上空から、東京湾や公園全体などを見渡せる「ダイヤと花の大観覧車」。その高さは日本最大級で約17分の空中散歩を楽しめます。

  • 【1回の乗車料金】3歳以上800円/70歳以上(要証明)400円/2歳以下無料
  • 【営業時間】11~18時(土・日曜、祝日は~19時)※休業日は公式サイトで確認を
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6人乗りゴンドラが68台。東京湾を見渡せるのは後半です(写真=るるぶkidsより引用)
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ゴンドラ内から見た公園内や水族園方面の風景(写真=るるぶkidsより引用)

1日のプランとしては、朝から水族園。半日以上じっくり楽しんだあとに、公園を1周するパークトレイン、最後に大観覧車、というのはいかがでしょうか? キッズが広場で遊びたい場合は、パークトレインで途中下車してもOK。ただし、パークトレインは運行時間が決まっているので、しっかりチェックして動いたほうがいいですよ。広い公園なので。もちろん、水族園で1日過ごすのもいいですね。楽しいファミリーの1日を♪

提供元・るるぶkids

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