川崎フロンターレは2月20日に行われたAFCチャンピオンズリーグ(ACL)決勝トーナメント1回戦・山東泰山戦2ndレグで2-4と敗北。2試合合計5-6でベスト16敗退という結果に終わった裏で、中国国内ではACL組み合わせ抽選会におけるクラブ幹部の様子が話題になっている。
川崎は13日に敵地で行われた山東戦1stレグで、スタメン出場したFWエリソン、FWマルシーニョ、MF家長昭博のゴールにより3-2で勝利。DF瀬川祐輔やGKチョン・ソンリョンなど複数選手がラフプレー被害に遭ったとはいえ、山東の反撃を振り切っていた。また17日に国立競技場で開催された「FUJIFILM SUPER CUP」では、DFファン・ウェルメスケルケン・際のゴールにより、ヴィッセル神戸を1-0で下し、今季初タイトルを獲得した。
しかしUvanceとどろきスタジアム by Fujitsuで行われた山東戦では、前半25分までに2失点。DF三浦颯太とFWエリソンのゴールで追いついたものの、73分に再び失点。後半アディショナルタイムの90+7分に決勝ゴールを許した。
試合後、中国紙『163新聞』は「ACL決勝トーナメントの組み合わせ抽選会で、川崎の幹部は山東と対戦することを知って笑っていたが、ベスト16敗退により顔を平手打ちされた」とリポート。笑みを浮かべる川崎幹部の画像がネット上で拡散され、多くの中国のファン・サポーターが嘲笑しているという。
しかし日本のファン・サポーターからは、ACLグループステージ組み合わせ抽選会で韓国1部・蔚山現代との対戦が決定した瞬間を捉えたものという指摘や「事実とは異なる」といった批判が。中国のファン・サポーターが誤解している可能性もあるだけに、川崎幹部の振る舞いに対する賛否も含めて議論が白熱している。