若い世代とともに新しい価値の創造に取り組むという複合施設「100BANCH」で活動する学生団体「Sparkle Ways Project」は、一般社団法人Child Play Lab.を立ち上げ、入院中の子どもたちに特化して遊びのプログラムや体験を提供するサービス「POCO!」をリリースします。
子ども達の入院の現状
15歳未満にみられる小児がんの発生数だけでも、年間2,000〜2,500人(18歳までだと3,000人)とされ、そのなかでも年間6,000人が入院を余儀なくされているとのこと(出典:小児がん対策国民会議「小児がんの現状」)。
国立研究開発法人国立がん研究センターによると、入院中の子どもたちは、日常生活が分断された感覚を持ち、学習活動意欲や社会生活への適応に影響を与えることもあるそうです。
学びや成長のきっかけづくりを
Child Play Lab.は、日常生活における学びや成長をつくる機会が、入院生活により減少することを問題として捉えて「POCO!」をローンチしました。
前身団体である「Sparkle Ways Project」が取り組んでいた、入院生活を送っている子どもたちの「ワクワク」が尊重された療養環境の構築を目指します。
POCO!で提供するサービスは?
「POCO!」では、絵本と工作キットを組み合わせ、入院中の小学生に遊びの体験を提供するプログラム「Adventure Box」を無償提供します。2月からは、5つの病院で実証実験を行っているそうです。
また、長期にわたって入院生活を送ってきた小学生にインタビューを行い、自社のメディアで発信していく「Adventure Diary」も展開しています。
<参照>
闘病中のこどもたちのワクワクを引き出す「Sparkle Ways Project」が、入院という時間をちょっと特別にするブランド「POCO!」をリリース
Child Play Lab.
第1章 病気の子どもにとっての教育の意義を理解する