かつてアルビレックス新潟、鹿島アントラーズ、名古屋グランパスでプレーしていたブラジル人MFレオ・シルバが、今月19日に現役引退を表明。地元クラブのブラジル4部モト・クラブ・ジ・サン・ルイスでキャリアを終えることになったと、現地メディアが報じている。
レオ・シルバは2013年の新潟加入以降、10シーズンにわたり日本でプレー。新潟時代の2014シーズンにJリーグベストイレブン入りを果たしたほか、鹿島在籍時にはAFCチャンピオンズリーグ(ACL)のタイトルを獲得。2022シーズンには名古屋所属選手としてJ1リーグ33試合に出場したが、わずか1年で契約満了により退団した。
名古屋退団後はJリーグクラブからのオファーが報じられる中、昨年1月に自身の地元クラブであるモト・クラブへ加入。2023シーズン限りでの現役引退を表明していたが、同クラブの快進撃もあり昨年4月に引退表明を撤回していた。
そのモト・クラブは2024シーズンからブラジル4部の舞台で戦っているが、マルシーニョ・ゲレーロ監督が養育費の支払い遅延により、今年1月にロッカールームで逮捕。くわえて今年の初戦から2試合つづけて引き分けに終わったこともあり監督交代に踏み切っていた。
また同月21日開催のコパ・ド・ブラジル(ブラジル国内カップ戦)1回戦における対戦相手のECバイーアは、公式サイトにて「モト・クラブは2024年に入ってすでに監督交代を実施。“選手兼任監督”を擁している」として、レオ・シルバがチームを率いている現状を伝えていた。
そんな中、レオ・シルバ本人は今月19日にインスタグラムを更新。「大好きなクラブでキャリアを終えるという素晴らしい機会を与えてくれたことに感謝したい。このユニフォームを着て、このクラブを代表することができたのは、この上ない特権だった。この旅を通して支えてくれたファン、チームメイト、コーチ、スタッフに感謝したい。かけがえのない思い出と、この物語の一部になれたという誇りを心に刻むよ」と投稿。ブラジルメディア『imirante Esporte』は同選手のSNS投稿をもとに「レオ・シルバがモト・クラブを離れる。現役引退を表明」と報じた。