ジネディーヌ・ジダン 写真:Getty Images

 バイエルン・ミュンヘン(ドイツ1部)が、前レアル・マドリード(スペイン1部)指揮官のジネディーヌ・ジダン監督の招へいに興味を持っているようだ。ドイツ『スカイ・スポーツ』が伝えた。

 ブンデスリーガ12連覇を目指しているものの、首位のバイエル・レバークーゼン(ドイツ1部)とは8ポイント差の2位に位置しているバイエルン。11日に行われたブンデスリーガ第21節ではレバークーゼンとの首位攻防戦で完敗を喫すると、その後もUEFAチャンピオンズリーグ(CL)ではラツィオ(イタリア1部)に先勝を許し、続くボーフム(ドイツ1部)戦でも日本代表FW浅野拓磨に得点を献上するなど、9年ぶりの公式戦3連敗となっている。

 この状況にも関わらず、バイエルンは少なくとも今季終了まではトーマス・トゥヘル監督を続投させる方針を決めている模様。トゥヘル監督にも辞任するという考えがないものの、バイエルンはすでに水面下で新指揮官を探しているという。

 クラブ内部ではレバークーゼンを率いるクラブOBのシャビ・アロンソ氏が有力視されているものの、バイエルンはここ数時間でジダン氏の招へいを検討している模様。同クラブはフランス人指揮官のオーラや経験、すぐにでも招へいできる点を高く評価しているようだ。

 現役時代にユベントスやマドリードで活躍したフランスの英雄であるジダン氏は、マドリードのアシスタントコーチやカスティージャ(Bチーム)を率いて2016年1月にトップチームの監督に就任すると、前人未到のCL3連覇などを達成すると、その後は1度退任。2019年3月にマドリードの指揮官に復任するとラ・リーガ制覇などに導いていたが、無冠に終わった20-21シーズン後に辞任していた。