久保建英 写真:Getty Images

 レアル・ソシエダ(スペイン1部)に所属する日本代表MF久保建英(22)の契約解除金は変わっていないようだ。スペイン『レレボ』が伝えた。

 2019年夏にFC東京からレアル・マドリード(スペイン1部)へ移籍したものの、EU圏外枠の関係でスペイン複数クラブへのレンタル移籍を経験した久保は2022年夏に完全移籍したソシエダで才能が開花。昨季はクラブのUEFAチャンピオンズリーグ(CL)出場権獲得に貢献すると、今季もここまでラ・リーガ20試合で7ゴール3アシストを記録している。

 直近のマジョルカ戦では古巣相手に恩返しゴールを記録した久保は、今月12日にソシエダと2029年夏までの新契約を締結。これまでの契約から2年延長となった日本代表MFだが、契約延長で目立った変化は昇給したことだけだという。

 そのなかで、久保には6000万ユーロ(約97億円)の契約解除金も継続して存在しているという。加えて、古巣のマドリードは将来売却時の移籍金50%が手に入るほか、復帰に向けて動くとなればリリース条項の半分である3000万ユーロ(約48億5000万円)で獲得可能なようだ。

 また、久保にはリバプール(イングランド1部)など複数クラブが目を光らせているが、ソシエダはしばらくは残留を望んでいるとのこと。現プロジェクトで久保の重要性を示すものであることから選手本人もこの動きを評価しているようだが、来季以降のことを決めていないようだ。