三好康児 写真:Getty Images

 バーミンガム・シティ所属の日本代表MF三好康児は、今月17日に行われたイングランド2部リーグ第33節サンダーランド戦で決勝ゴールをマーク。試合後、ホームスタジアムのファン・サポーターが作った雰囲気に言及している。

 川崎フロンターレ、北海道コンサドーレ札幌、横浜F・マリノスと渡り歩き、2019年夏から4シーズンにわたりベルギー1部ロイヤル・アントワープに在籍していた三好。昨季終了後にバーミンガムへフリー移籍すると、今季はここまでリーグ戦30試合の出場で4ゴール4アシストをマーク。右サイドハーフでスタメン出場のサンダーランド戦では、1-1で迎えた80分にセカンドボールを押し込み、勝ち越しゴールを奪取。チームに貴重な勝ち点3をもたらした。

 サンダーランドの地元紙『サンダーランドエコー』によると、三好本人は試合後のインタビューで「スタジアムに駆けつけてくれたファン・サポーターのおかげで、チーム全体の自信が高まりました。サポーターの応援に驚きましたね。プレーしている時、まさにサポーターが僕たちの後ろについているような感覚でした。サポーターが相手選手に向かって何かを叫んだ時、相手は僕たちのサポーターに恐怖を感じたと思います」と語った模様。

 『サンダーランドエコー』は同選手のコメントを受けて、「彼の発言はサンダーランドのファン・サポーターを驚かせるものではない」と綴っている。

 また三好は試合内容について質問を受けると、「厳しい試合でしたね。簡単に先制ゴールを許しましたけど、そこから立ち直って主導権を握りました。勝利するためにできる限りのことはしたと思います」と胸を張った。

 バーミンガムはサンダーランド戦での勝利により10勝8分14敗とし、15位に浮上。プレミアリーグ昇格圏から勝ち点10以上離されているが、三好のパフォーマンス次第では上位を狙えそうだ。