パトリック(京都サンガ在籍時) 写真:Getty Images

 かつてガンバ大阪でプレーしていたFWパトリックは、2023シーズン終了後に京都サンガを退団し、名古屋グランパスへ移籍。新天地に名古屋を選んだ理由や、G大阪時代に共闘した長谷川健太監督に対する印象を語っている。

 パトリックはG大阪でのべ6年間半在籍。長谷川監督のもと、2014シーズンにJ1リーグと天皇杯のタイトル獲得に貢献したほか、2015シーズンも天皇杯優勝を成し遂げている。そのG大阪を2022シーズン終了後に退団した後は、京都でプレー。FWピーター・ウタカ(現ヴァンフォーレ甲府)の後釜として期待される中、2023シーズンはJ1開幕から8試合で4ゴールをマークも、6月以降はほぼ全試合でベンチスタート。わずか1年で京都を退団すると、今年1月9日に名古屋への加入が正式決定している。

 ブラジルメディア『グローボ』が今月19日に報じたところによると、パトリックは「Jリーグのクラブからのオファーは他にもあったけど、名古屋がオファーが届いた時は、正直迷わなかった。ビッグクラブだからね。クラブの体制や環境面で、名古屋に来た時に(改めて)ビッグクラブだと感じたよ」と、複数クラブからのオファーを明かしたという。

 また長谷川監督との再会を果たしたことについては、「監督とはすでに顔見知りだったし、監督が好むスタイルもほとんど分かっているから、新しい環境に慣れることができたよ。監督はG大阪時代から大きく変わっているよ。彼はたくさん勉強し、ヨーロッパに行き、新しいことをたくさん学んだんだ」と、指揮官の向上心に賛辞を送ったという。

 なおパトリックは名古屋のエンブレム変更を「大きなインパクトがあり、とてもポジティブなことだね」と前向きに捉えている模様。「名古屋は11人や12人だけのチームではない。今季の名古屋には実質的に2つの強力なチームがあるんだ。ある選手が退団すれば、他の選手が加わり、ポジション争いが繰り広げられる。名古屋は補強ポジションや獲得すべき選手のタイプを熟知している。非常にポジティブな1年になることは間違いない」と、同クラブの補強を絶賛するとともに、「名古屋の今年の目標は、Jリーグのタイトルを争うことだ」と宣言したという。