タイのある村にて、今年に入ってから数件の不可解な死亡事故が発生したため、厳格なコミュニティ・ルールを復活させるという動きが出てきて話題になっている。

 今年の1月、タイのバン・コップ・クラン・ヌアの村でなんと15人もの若者が相次いで不可解な状況で死亡するという事件が発生した。

 この村で不気味な死が相次いだのは今回が初めてのことではなく、かなり前にも同じような現象が起きていたという。この時住民らは死をもたらした悪霊を追い払うため、僧侶から教えられた9つの厳しい戒律を守ることで難を逃れたとされている。今年再びこの村でおびただしい数の死者が出たことから、村の多くの人々は「若い世代がこの戒律を無視するようになったため、多くの人々が命を落とすようになった」と考えた。 そこで人々はかつて僧侶が行った儀式をもう一度行い、村を統治する厳格な規則を強化することで呪いを遠ざけるべく動きだしたのだ。

 住民が守るべき規則には、バン・コップ・クラン・ヌエアへの死体の持ち込みの禁止や四つ足の動物の殺処分禁止など様々。 さらに毎月8日、14日、15日には、家畜、精米、薪、石、土、枯れ草など、さまざまなものを村に持ち込むことが禁止される。

 集落がこの戒律をいかに重く受け止めているかを物語るように、集落の入り口にはこの戒律が掲げられている。 また規則を破った者には約14ドルの罰金が課せられ、この罰金はコミュニティの寺院を改修するための基金に充てられるという。 規則違反の代償としては安いように思えるかもしれないが、ほとんどの住民は相次ぐ死を避けるために戒律を守ることが予想されている。

 果たして謎の死の連鎖は止まるのか、気になるところだ。

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文=田中尚(ミステリーニュースステーションATLAS編集部)

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提供元・TOCANA

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