フェイエノールト所属の日本代表FW上田綺世は、今月18日に行われたエールディビジ(オランダ1部)第22節のRKCヴァールヴァイク戦で途中出場もノーゴール。それでもチームメイトから全幅の信頼を寄せられている。
鹿島アントラーズ、ベルギー1部サークル・ブルッヘでゴールを量産していた上田。昨年夏にフェイエノールトへ加入したものの、今季ここまでオランダ1部リーグで先発出場わずか1試合。メキシコ代表FWサンティアゴ・ヒメネスが絶対的ストライカーとして活躍する中、限られたチャンスで結果を残せていない。
そんな中、ヴァールヴァイク戦では後半キックオフから出場。3本のシュートを放ったものの、うち2本は相手選手がブロック。くわえて決定機を逃すなど、本領発揮とはならず。チームはMFマッツ・ウィーファーのゴールにより、1-0で勝利した。
そのウィーファーは試合後、メディアインタビューに対応。オランダメディア『Rijnmond』によると、同選手は「上田は何かきっかけを探しているけど、トレーニングでのシュートを見ていると、うまくいくと思うよ。今、彼にとって物事が思うようにならない状況だけど、彼には多くの可能性があるんだ」と日本代表FWを擁護。同メディアは「ウィーファーが上田に全幅の信頼を寄せている」と伝えている。
移籍金1000万ユーロ(約15億円)というクラブ史上最高額でのフェイエノールト加入だっただけに、現地メディアや識者から批判を浴びている上田。それでもチーム内では依然として同選手のクオリティが高く評価されているようだ。