オーストラリア創業の「コアラマットレス」を展開するコアラスリープジャパン株式会社(以下、コアラ)と、小林製薬株式会社(以下、小林製薬)は、企業や自治体への「快眠レンタルサービス」を、2月15日(木)に開始しました。
睡眠できる場所を提供
今回の共同プロジェクトは、3月15日(金)の「世界睡眠デー」に向けて、日本人の睡眠不足が深刻化するなかで、その解決策を社会へ提案したいという両社の考えが一致し、「日中の昼寝時間を提供する」企画につながったそうです。
サービス内容としては、企業や自治体に対してコアラが販売する「オリジナルコアラマットレス」や、小林製薬の温め耳せん「ナイトミン 耳ほぐタイム」を無料で提供します。
募集受付期間は3月31日(日)までとなっており、こちらのフォームから応募。商品の配送は、2月下旬からの予定だそうです。
睡眠と昼寝
引用:厚生労働省
今回のプロジェクトで注目されているのは、日本人の睡眠不足。OECD(経済協力開発機構)による2021年版の調査では、日本人の平均睡眠時間は、7時間22分で各国平均の8時間28分より1時間以上短く、OECD加盟国30カ国の中で最も短い結果です。
また両社によると、睡眠不足は休日に睡眠の時間を多くとるような「寝だめ」では解決せず、睡眠不足が溜まると、その回復までにはかなり時間がかかるそうです。そのまま放っておくと睡眠不足の蓄積が心身に悪影響を及ぼす「睡眠負債」を抱えてしまう恐れもあります。
睡眠負債とは、意識しない程度に毎日わずかずつ積み重なる睡眠不足のことです。睡眠不足は注意力や集中力、生産性を低下させるほか、疲労感や倦怠感、免疫力の低下や生活習慣病の悪化などのリスクを高めてしまいます。
そこで注目されているが「パワーナップ」という短い睡眠です。パワーナップとは午後に20分程度の短い昼寝をとることで、その後の疲労感が軽減され作業効率がアップするといいます。
両社はこのプロジェクトを通して、職場に昼寝スペースや快眠ケアアイテムを提供することで、日本人の睡眠不足の課題を解決したいとコメントしています。
<参照>
日本の睡眠不足課題に対して「快眠レンタルサービス」を期間限定にて提供開始
3月15日の「世界睡眠デー」に向けてコアラスリープジャパンと小林製薬が共同プロジェクトを始動 日本の睡眠不足課題に対して「快眠レンタルサービス」を期間限定にて提供開始
解説書 - e-健康づくりネット
放っておくと怖い「睡眠負債」。寝不足がもたらす心身への影響と対処法を大学教授に聞いた