フレン・ロペテギ 写真:Getty Images

 ミラン(イタリア1部)が、前ウルバーハンプトン・ワンダラーズ(イングランド1部)の指揮官であるフレン・ロペテギ氏の招へいに興味を示しているようだ。

 今季のセリエAで3位に位置しているものの、首位のインテルとは10ポイント離れているミラン。2019年10月からクラブを指揮し、2021-22シーズンには11年ぶりにスクデット獲得に導いたステファノ・ピオリ監督と今季限りで袂を分かつ可能性があるという。

 移籍市場に精通するイタリア人ジャーナリストのマッテオ・モレット氏によれば、その後任候補として複数の指揮官をリストアップしており、その1人が現在フリーとなっているロペテギ氏のようだ。同氏にはプレミアリーグのクラブもオファーを提示しているが、適切なプロジェクトを待っている状況だという。

 また、ミランはイタリア人指揮官とシーズン終了後に話し合う予定であり、その後に最終決定を下す予定だという。現時点でセリエAとUEFAヨーロッパリーグ(EL)に集中したいと考えているようだ。

 現役時代はレアル・マドリードやバルセロナに在籍したロペテギ監督は、ラージョ・バジェカーノで指導者キャリアをスタートさせると、年代別だけでなくA代表のスペイン代表などを率いると、2022年からウルブスを指揮。シーズン途中就任ながらチームの立て直しに成功したが、財政難をかかえていたことから思うような補強をできなかったことで昨年8月に双方合意のもとで退任していた。