ガンバ大阪は18日午前、エディオンピースウイング広島のこけら落としゲームとなるプレシーズンマッチ(サンフレッチェ広島戦)における一部観客の行為に関して声明を発表。器物損壊罪に相当する犯罪行為に対する批判が相次いでいるほか、同クラブ所属GK一森純のSNS投稿にも注目が集まっている。
G大阪は「2月10日(土) 2024Jリーグプレシーズンマッチ広島戦での事象について」と題した声明を発表。「試合終了後、スタジアム清掃時に、2Fビジター専用エリア内のトイレにある4つの個室において、油性ペンによる落書きが見つかりました」とファン・サポーターに報告した上で、以下のように遺憾の意を表明した。
「2月10日(土)に行われたプレシーズンマッチにおいて施設が毀損するという事象が発生しました事を弊クラブとして大変遺憾に思っております。本件は、器物損壊罪に相当する犯罪行為です。このような行為は、エディオンピースウィング広島、サンフレッチェ広島、スタジアム建設に関わる方々並びにガンバ大阪を応援する全ての方々への侮辱でもあります。現在、行為者特定に向けて調査を実施しており、弊クラブとしても行為者特定に向けて最大限尽力しております」
このG大阪の声明を受けて、X(旧ツイッター)では「新スタでこれはないよ」「これだけ選手やクラブ関係者が頑張ってるのにサポーターが足引っ張ったらダメ」「落書きした人はスタジアム出禁で!」といった声が。G大阪の声明内容に賛同するファン・サポーターが多く見られる。
また2023シーズン終了後に、期限付き移籍期間満了により横浜F・マリノスからG大阪へ復帰した一森は、今月17日にインスタグラムを更新。エディオンピースウイング広島でのプレーについて、以下のように綴っていた。
「先日のエディオンピースウイング広島での柿落とし。あのスタジアムが建設されるまでに、どれだけの人が関わり、どれだけの人が汗水を垂らし、どれだけの人の思いが詰まって、完成したスタジアムなのか僕には計り知れません」
「ただ、僕なりにそういう事を想像しながら、あのピッチに立った時、本当に心を揺さぶられましたし、必然的に全力プレーを引き出して貰いました。素晴らしい機会を下さり、ありがとうございました!」
それだけに今回の声明を受けて「一森選手とか他の選手たちも相手にリスペクト持って、新しいスタジアムで闘ったのに、サポーターが落書きするのは非常に残念」「一森選手の思いを踏みにじった…」といった声も挙がっている。