かつて川崎フロンターレでプレーしていたブラジル人MFカイオ・セザールは、2023シーズン限りでV・ファーレン長崎を退団。今月17日になって、ブラジル国内クラブへの加入が正式決定した。
現在28歳のカイオは、2018年8月にブラジルのトンベンセFCから川崎へ完全移籍も、出場機会に恵まれず。しかし2019年6月に長崎へ期限付き移籍すると、加入1年目から出場機会を確保。2020シーズンもJ2リーグで40試合出場と、主力選手として活躍すると、翌2021シーズンから長崎へ完全移籍加入。2023シーズンもリーグ戦34試合でスタメン出場と、中盤に欠かせない戦力として存在感を発揮したが、昨年12月14日に長崎退団が正式決定していた。
長崎退団から2か月近くにわたり無所属状態だったカイオだが、17日にクルーベ・ジ・レガタス・ブラジル(CRB)への加入が決定。CRBは2023シーズンのブラジル2部リーグを16勝9分13敗と9位で終了。1987年に元日本代表FW三浦知良が在籍していたクラブでもある。
なおカイオは長崎が退団を発表する3日前、X(旧ツイッター)で長崎退団をファン・サポーターに報告。「このシャツを着て4年半、信じられないような素晴らしい瞬間があったし、すべてにおいてこのクラブに感謝しているよ。僕はこれからもつねにこのクラブを称賛し、このクラブに対して尊敬の念を抱いている。そして最も重要なのは、愛とは僕が愛することを学んだクラブだったということだ」と感謝の思いを綴っていた。