「FUJIFILM SUPER CUP」の川崎フロンターレ対ヴィッセル神戸が、2月17日に国立競技場で開催。川崎が1-0で勝利したが、DFファン・ウェルメスケルケン・際の決勝ゴールを巡り、両クラブOBの意見が対照的だと話題に。日本テレビ系中継で解説を担当した大久保嘉人氏と槙野智章氏のコメントに注目が集まっている。
AFCチャンピオンズリーグ(ACL)山東泰山戦から中3日という過密日程もあり、スタメン11人をすべて入れ替えて神戸戦に臨んだ川崎。前半を0-0で終えると、後半3分に右サイドでフリーキックを獲得。ゴール前に放り込んだボールはGK前川黛也に弾かれたが、このこぼれ球をウェルメスケルケンが詰めて、ゴールネットを揺らした。
ウェルメスケルケンのゴールシーンについて、神戸と川崎両クラブでのプレー経験を持つ大久保氏や日本代表OBの北澤豪氏は「ラッキーなゴール」とコメント。しかし、神戸OBで現在指導者ライセンスの取得を目指している槙野氏は「際選手のポジションニングが生んだゴールイズゴール、ラッキーでもなんでも無いですね」と、大久保氏とは異なる見解を示した。
この両氏の解説はX(旧ツイッター)上で話題に。「槙野のこといつもうるさいなぐらいにしか思ってなかったけど、きちんと否定してくれたの嬉しかった」「槙野が大久保のコメントを一蹴したあたり、互いのポジションの矜持の差を感じる」といった声が。「際くんがすごいポジション取りしていた」などと、新加入選手に対する称賛も相次いでいる。
なお槙野氏は試合後のインタビューで「際選手」と連呼。フルネームで呼ばなかったことが話題となる中、インターネット動画配信サービス『DAZN』のJリーグ公式戦で実況を担当しているフリーアナウンサーの桑原学氏はX(旧ツイッター)で「試合後のインタビューでは槙野君が際選手と呼んで戦いを回避した。次の中継の際も全集中で挑まないといけないな…」と気を引き締めている。