元鹿島アントラーズ監督のレネ・ヴァイラー氏が指揮し、DF常本佳吾が主力選手として活躍しているスイス1部セルヴェットFC。先日、横浜F・マリノスから日本代表FW西村拓真を買い取りオプション付きの期限付き移籍により獲得したが、その西村が今月18日開催のスイス1部リーグでデビューするようだ。
西村はベガルタ仙台、ロシア1部CSKAモスクワ、ポルトガル1部ポルティモネンセを経て、2022シーズンから横浜FMでプレー。トップ下を主戦場とする中、在籍2年間でJ1リーグ59試合出場で13ゴールをマーク。2024シーズン開幕前のトレーニングキャンプにも帯同していたが、今月8日にチーム離脱が公式発表されると、2日後にセルヴェット移籍が正式決定した。
スイス紙『トリビューン・ド・ジュネーブ』は17日、グラウンドで談笑するヴァイラー監督と西村の姿をアップするとともに「ヴァイラー監督は西村との会話でリラックスしている」とリポート。その上で、18日開催のスイス1部リーグ第24節ルガーノ戦での西村スタメン出場を予想している。
またセルヴェットの公式サイトでは、西村のユニフォームを販売。背番号「7」と「NISHIMURA」がプリントされているが、1枚あたりの値段は150スイスフラン(約25000円)。Jリーグクラブのユニフォームよりも高い価格設定が、ファン・サポーターの間で話題になっている。
セルヴェットはスイス1部リーグを17度制した古豪。2022年8月に鹿島監督を解任されたヴァイラー氏が2023/24シーズンからチームを率いる中、昨年7月に鹿島から常本を完全移籍により獲得。その常本は9月23日の公式戦で怪我から復帰して以降、ここまでリーグ戦全15試合スタメン出場と、右サイドバックでレギュラーに定着。チームもリーグ戦23試合を終えて11勝8分4敗と、首位ヤングボーイズから勝ち点7差の2位につけている。