荒木遼太郎 写真:Getty Images

 元U21日本代表MF荒木遼太郎は、2023シーズン終了後に鹿島アントラーズからFC東京へ期限付き移籍。今月24日に明治安田J1リーグ開幕節のセレッソ大阪戦を控える中、同選手に対して一部のファン・サポーターから賛否両論を含めて様々な声が飛んでいる。

 荒木は2020年に東福岡高校から鹿島へ加入。高卒1年目の2020シーズンにいきなりJ1リーグで26試合に出場すると、翌2021シーズンはほぼ全試合スタメン出場で10ゴール7アシストをマーク。1994年の城彰二(ジェフユナイテッド市原)以来、史上2人目となる10代でのJ1リーグ2桁得点という偉業を成し遂げたが、その後は度重なる監督交代の影響もあり出場機会が減少。2023シーズンは岩政大樹前監督のもと、リーグ戦13試合の出場でノーゴールと結果を残せず。複数クラブからの関心が報じられる中、FC東京へ移籍した。

 一部報道によると、荒木はFC東京のピーター・クラモフスキー監督について「自分を使ってくれる監督のもとでプレーできる。試合に出たらやれる自信ある」とコメントを残した模様。

 X(旧ツイッター)では、報道内容を受けて「ビッグマウスだな」「昨季も鹿島でチャンスあったのでは?」「他責思考」「岩政大樹監督が悪いのか?」といった否定的な声が飛んでいるが、「1年目から予想外の活躍した分、そういう考えになるのも仕方ない」「もちろん監督、チーム合う合わないはある」と理解を示すファン・サポーターもいる。

 またFC東京へ期限付き移籍中であるものの、「完全移籍のコメントだな」「鹿島に戻って来なさそう」と完全移籍が既定路線と予想するコメントも見られる一方で、「俺は荒木遼太郎を諦めない」「FC東京で成長して、鹿島に戻って来てほしい」と鹿島復帰待望論も湧き起こっている。

 なおFC東京は2023シーズン終了後、荒木の他にFW小柏剛、FW遠藤渓太を獲得するなど、攻撃陣の選手層を強化。シーズン通してし烈なポジション争いが予想される中、荒木のパフォーマンスに注目が集まる。