かつてサガン鳥栖やFC東京でプレーしていた元日本代表FW田川亨介は、現在スコットランド1部ハーツでプレー。欧州主要リーグの移籍ウィンドウが終了した中、ここに来てJリーグ復帰の可能性が浮上。15日、英紙『エディンバラニュース』が報じている。
2022年1月からおよそ1年半にわたりCDサンタ・クララでプレー。同クラブのポルトガル2部降格もあり、昨年7月11日に期限付き移籍期間満了によりFC東京へ復帰していたが、わずか2週間後にハーツへの完全移籍が正式決定した。
ハーツと3年契約を結んだほか、移籍金は数十万ポンド(約1500万〜1億5000万円)と現地で報じられた田川だが、今季ここまで公式戦14試合の出場で1ゴールと、レギュラー定着には至っていない。
『エディンバラニュース』によると、田川にはポルトガル1部のクラブが関心を寄せていたが、移籍ウィンドウ最終日の1月31日までに取引は成立せず。現在はJ1所属クラブが同選手の獲得に興味を示しているという。
一方、ハーツは田川を貴重なバックアッパーとして評価。FWリアム・ボイスの負傷離脱もあり今冬放出に消極的ではあるが、記事では「日本の移籍ウィンドウは3月27日まで開かれており、田川はそれまでに母国からオファーを受ける可能性がある。ハーツはFC東京に6桁の移籍金を支払っているため、彼が退団を決断した場合にはその出費をできるだけ回収したいと考えている」と綴られている。