ガブリエウ・マルティネッリ 写真:Getty Images

 バルセロナ(スペイン1部)が、アーセナル(イングランド1部)に所属するブラジル代表FWガブリエウ・マルティネッリ(22)の獲得に興味を示しているようだ。スペイン『ムンド・デポルティーボ』が伝えた。

 昨夏にパリ・サンジェルマン(PSG /フランス1部)へフランス代表FWウスマン・デンベレが移籍して以降、攻撃面でのクオリティに問題を抱えているバルセロナ。右ウイングは数々の記録を塗り替えるなど今季ブレイクしているスペイン代表FWラミン・ヤマルが担っている一方で、逆サイドの左ウイングではポルトガル代表FWジョアン・フェリックスやスペイン代表FWフェラン・トーレスが務めている。

 しかし、両選手ともに本職ではないことから中にカットインしてから多くのゴールを演出できていないこともあり、クラブ上層部は[4-3-3]のシステムで個人技で打開できる純粋な左ウイングの獲得を望んでいるという。ラ・リーガが制定するサラリーキャップに抵触してしまうことから最もベストな選択肢だと考えているリバプールのエジプト代表FWモハメド・サラーの獲得は不可能なようだ。

 そのなかで、バルセロナはアーセナルと2027年夏まで契約を結んでいるマルティネッリの動向を注意深く追っているとのこと。ブラジル代表として9キャップ1ゴールを刻む同選手は今季のプレミアリーグで快速を武器にここまで22試合に出場して5ゴール2アシストを記録している。

 また、バルセロナは昨季のセリエAでMVPに輝いたナポリ(イタリア1部)のジョージア代表FWクビチャ・クワラツヘリアやブライトン・アンド・ホーブ・アルビオンでプレー(イングランド1部)する日本代表MF三笘薫もリストアップしているとのこと。仮に資金面で苦しんだ場合はブライトンにレンタル中のスペイン代表FWアンス・ファティをレンタルバックさせるという選択肢あるが、優先事項ではないようだ。