鹿島アントラーズ所属MF佐野海舟は、日本代表の一員として今年1月開催のAFCアジアカップに参戦。DF板倉滉擁するボルシアMGなどブンデスリーガ(ドイツ1部)複数クラブからの関心が報じられる中、鹿島OBの内田篤人氏が同選手の過去に関心を寄せている。
佐野は町田ゼルビア在籍時の2022シーズンに、90分平均のボール奪取回数でJ2リーグトップの20回をマークするなど、中盤での守備力をいかんなく発揮。同シーズン終了後にMF三竿健斗の後釜として鹿島へ完全移籍すると、2023シーズンはJ1リーグ初挑戦にもかかわらず23試合でスタメン出場。年代別代表選出歴はなかったが、昨年11月の北中米W杯アジア次予選のミャンマー戦でA代表デビュー。今年1月1日の国際親善試合タイ戦でフル出場した一方、AFCアジアカップではMF守田英正(スポルティングCP)やMF遠藤航(リバプール)が中盤センターでレギュラーを張る中、2試合の途中出場に終わった。
今後日本代表を担うポテンシャルを秘めた逸材であるだけに、インターネット動画配信サービス『DAZN』で今月15日配信開始の『内田篤人のフットボール・タイム』第169回でも、佐野のプレースタイルや過去が話題に。同選手が5歳の頃から二本歯の下駄を履きながら、足首や膝の柔軟性、バランス感覚を養っていたことをMCの野村明弘アナウンサーが紹介している。
また小学3年生まで下駄を履きながら、水を抜いた時期の田んぼで下駄を履きながらサッカーや野球に興じていたという過去に、内田氏は「すげーな。面白い。そんなこと知らなかった」と驚きを隠せず。Jリーグに詳しくないというお笑い芸人の宮川大輔さんも興味津々だった。
そんな内田氏は佐野の過去に関連して「トレーニングでも下駄を履く選手はいる。僕が鹿島で現役の時、三竿がよく一本歯の下駄を履きながら『篤人さん、おはようございます』と普通に歩いていた」と、かつてのチームメイトにまつわるエピソードも披露。宮川さんは「体幹、足の使い方とか。親指大事ですよね」と言葉を返している。