社用携帯電話で利用されている機種は「iPhone」が最も多く57.1%

「社用携帯電話」を利用している5227人を対象に、その端末の機種を聞いたところ(わからないを除く)、「iPhone」が57.1%、「Android」が27.6%、「フィーチャーフォン・ガラホ」が13.7%でした。
圧倒的に「iPhone」の割合が高いのは、機種によって仕様が異なるAndroidよりも、一律に扱いやすいiPhoneの方がメンテナンスやフォローもしやすく、会社として使い勝手がよいのではないでしょうか。また、「フィーチャーフォン・ガラホ」に関しては、通話や業務連絡程度の利用法であれば問題ないのかもしれません。

続けて、“スマートフォン端末を利用している”と回答した4427人を対象に、その機種を尋ねています。最も多かったのは「iPhone SEシリーズ」で30.2%、ついで「AQUOSシリーズ」の10.9%、「iPhone 12シリーズ」の7.2%などの結果となっています。
「iPhone SEシリーズ」は中古スマホ市場でも人気のシリーズで、第1世代はAppleサポートが受けられなくなりましたが、第2世代以降は盛んに取引されているようです。それほど高いスペックを求めないのであれば、十分活躍できる機種なので、企業としても利用しやすいのではないでしょうか。
63.4%が社用携帯電話の「乗り換え」「料金プランの変更」などを検討している

今度は、社用携帯電話導入に関わっている経営者・従業員999人のうち、“社用携帯電話を導入している500人”を対象に、「社用携帯電話を契約している通信会社の乗り換え・料金プラン変更の検討」について質問しています。
その結果を見てみると、「他の通信会社へ乗り換えを検討している」という回答が20.8%、「同一の通信会社の料金プランの変更を検討している」という回答が24.4%、「どのように変更するかは決めていないが、変更を検討している」という回答が18.2%、「通信会社の乗り換え、料金プラン変更ともに検討していない」という回答が36.6%でした。
なんらかの形で変更をする意向があるという回答が63.4%と、多くの企業で通信費用の見直しが検討されていることがわかりました。

さらに、「他社へ乗り換えまたは料金プラン変更を検討している」と回答した317人を対象に、「乗り換え・料金プラン変更の検討理由」を聞いたところ、「よりよい条件の通信会社・料金プランがあると知ったから」という回答が21.8%で最多の割合に。ついで「費用対効果が良くないと感じるから」の19.9%、「想定していたより料金が高かったから」の19.6%などの回答が続きました。
昨今の燃料価格の高騰や度重なる商品の値上げなどで、通信費を見直そうという人も多いようですが、企業としても必要経費をどれだけ抑えられるのか頭を抱えているのではないでしょうか。

最後に、社用携帯電話の管理としてどのようなことを行っているのか、導入している500人を対象にたずねたところ、「IDやパスワードの把握」という回答が27.4%と最も多く、ついで「アプリのインストール状況の把握」の25.4%、「使用容量の把握」の23.6%などとなっています。
情報のスピードが問われることも多いビジネスシーンで、欠かすことができないという人も多いであろう“仕事用の携帯電話”ですが、導入や管理に携わっている人たちにも様々な苦労があるようです。現状は大手キャリアが大半となっていますが、今後料金プランなどの見直しによっては、MVNOの普及も十分あり得るかもしれません。
出典元:【MMD研究所/MMDLabo株式会社】
文・オトナライフ編集部/提供元・オトナライフ
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